12月27日（土）に開幕する、令和7年度 第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会。
6日（土）には新大阪丸ビル別館で組み合わせ抽選会が行われ、3回戦までの対戦カードが決定した。なお準々決勝以降は、3回戦終了後に改めて抽選が実施される。
今大会は記念大会のため、従来より5校多い56校が出場。シード校は8校で、すべて同列扱いとなる。
全国選抜大会を制した桐蔭学園は、茗溪学園×常翔学園の勝者と2回戦で激突することが決まり、いきなり難所に入る組み合わせとなった。
また、サニックスワールドユースを制した大阪桐蔭の山には、フィジカルを武器とする目黒学院らが控える。全国7人制大会チャンピオン・國學院栃木の先には、他校からの評価も高い流経大柏×初出場・名古屋の勝者という、スキのない2回戦カードが待ち受けることになった。
注目すべきもう一つのブロックは、シード校・佐賀工業の山だ。昨季ファイナリストの東海大大阪仰星×坂出第一の勝者との2回戦を突破した先には、U20日本代表を擁する中部大春日丘や、フィジー出身留学生を配する大分東明らが居並ぶ。激戦区を勝ち抜いてベスト8へ進めるのは、たった1校だ。
また3年ぶりの花園王座奪還を狙う九州王者・東福岡は、石見智翠館×早稲田実業の勝者と初戦で対峙。こちらも肉弾戦必至のカードとなりそうだ。
埼玉県第1代表の昌平は1回戦で四日市工業と、勝てば遠軽×尾道の勝者と対戦する。初出場となる慶應志木（埼玉県第2代表）は、初戦で青森山田と相まみえ、勝ち上がれば鹿児島実業×コザの勝者が待つ。
この日は、選手宣誓を務める代表校も発表された。
兵庫県代表・関西学院高等部（5大会ぶり8回目出場）の主将・西浦章博（にしうら あきひろ）選手が大役を担う。
「開会宣言をしたいと思ってずっと待ってた」と西浦キャプテンは語る。
「花園への想いをしっかりと考えながら選手宣誓の言葉を考えたい」と意気込んだ。
果たして、1月7日にトロフィーを掲げるのはどのチームか。熱い冬が、もうすぐ始まる。
試合スケジュール
シード（8校）
國學院大學栃木高等学校（栃木県代表）
桐蔭学園高等学校（神奈川県第一地区代表）
東海大学付属相模高等学校（神奈川県第二地区代表）
京都成章高等学校（京都府代表）
大阪桐蔭高等学校 （大阪府第三地区代表）
奈良県立御所実業高等学校（奈良県代表）
東福岡高等学校（福岡県第一地区代表）
佐賀県立佐賀工業高等学校（佐賀県代表）
