12月27日、第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会が東大阪市花園ラグビー場で開幕した。

午前10時から始まった開会式では、前年度優勝校・桐蔭学園高等学校による大優勝旗の返還も行われ、いよいよ頂上を目指す戦いの幕が上がった。
選手宣誓を務めたのは、関西学院高等部 主将・西浦章博(にしうら あきひろ)選手。
「分断や争いが起きるこの時代に、私たちがノーサイドの精神を体現する意義は大きい」と、力強く想いを込めた。

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選手宣誓 全文
宣誓
われわれ選手一同は、第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場できることを誇りに思います。
私たちはみな、自分たちの力だけで今日この誇らしい日を迎えることはできませんでした。指導者の導き、家族の支え、そしてともに戦ってきた仲間。多くの人の支えと応援があったからこそ、私たちはここにいます。
ここにいる全ての方が、勝利の喜びだけでなく、敗北の悔しさも、相手チームの想いも知っています。
分断や争いが起きるこの時代に、私たちがノーサイドの精神を体現する意義は大きいはずです。
支えてくれた全ての人たちと、これまで戦ってきた全チームの想いを背負い、この舞台に立てる感謝を忘れず、伝統のここ花園で、正々堂々戦うことを誓います。
令和7年12月27日 関西学院高等部 主将・西浦章博
