中部大春日丘、岐阜聖徳に69-3で勝利。次戦は大分東明戦「絶対に勝ち切ります」|第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会

試合概要

第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会 1回戦

  • 対戦カード
    中部大学春日丘高等学校 69-3 岐阜聖徳学園高等学校

  • 日時
    2025年12月27日(金)12:00キックオフ

  • 会場
    花園第2グラウンド

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前半は風下に立った中部大春日丘。岐阜聖徳の堅いディフェンスに攻めあぐねた。

「相手のやりたいことをやらせない準備をしてきた。なのに今日は強引に力で行こうとしていた」と語るのは、宮地真監督。

ハーフタイムには選手たちに、こう檄を飛ばした。

「感情をコントロールできなければ、この先は勝ち上がれない。感情だけで勝てるなら、誰でも勝てる」

後半は強みのスピードで相手を翻弄した。次々とトライを重ね、その数前半4トライ、後半7トライ。

後半早々に荒木奨陽キャプテンを交代させたが、その背景には「長丁場の大会を勝ち抜くために、疲労を少しでも避けたかった」(宮地監督)との戦略も。一方で、「メンバーが変われども、中できちんとゲームをコントロールできるように」と、副将のLO三治蒼生選手はゲームキャプテンとしてグラウンドに残した。

あわせて11トライを決めた中部大春日丘。69-3で、2回戦へと駒を進めた。

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次戦に向け

2回戦の相手は、大分東明高校。フィジカルとスピードを兼ね備えたラグビーが魅力的なチームだ。

チームは12月初旬の抽選結果を受け、この試合を念頭に20日間の練習を積み重ねてきた。

SH荒木奨陽キャプテンは「フィジー人留学生の強烈なアタックにも対応できるよう備えてきました。やってきたことを信じて、30日は絶対に勝ち切ります」と気を吐く。

2回戦に勝利すれば、3回戦では佐賀工業と東海大大阪仰星の勝者と激突する。まさに「死の山」とも言える厳しいブロックに身を置く中部大春日丘だが、宮地監督は「勝ちますよ。勝ち抜きます。頑張らなあかんね」と、2回戦へと向かった。


指揮官はSH荒木キャプテンについて「今すぐジャパンに呼ばれてもおかしくない」とその実力を高く評価。「U20日本代表活動を経て、フィジカル面での強みを出さなきゃという意識に変わった。ここにきてグッと伸びた。ラグビーのことしか考えていないし、ショウヤに『ノー』を言う者はいない」と信頼を寄せる。

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