「体を張り続けてくれたFWの姿に感動し勇気をもらった。試合後はいろいろな感情が込み上げてきた」桐蔭学園、ゲームメーカーの2人が決勝戦への誓い「FWの頑張りに応えたい」|第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会

第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会の決勝戦を翌日に控えた1月6日、神奈川県第1地区代表の桐蔭学園高等学校は、兵庫県内で最終調整を行った。

大阪勢3校を含む厳しいトーナメントを勝ち抜いてきた桐蔭学園は、チーム全体に疲労の色が見られる。とりわけフォワード陣の消耗は大きく、準決勝で負傷したHO堂薗尚悟キャプテンら数名は前日練習に参加しなかった。最終的な出場可否については、試合当日の朝に判断される見通しだ。

全国選抜大会に続き、決勝で対戦する京都成章について、藤原秀之監督は「いろんなアタックオプションを持っている。技術的には高校レベルでは1番高いでしょう」と評価。そのうえで「それに対して、どれだけ粘り強くディフェンスできるかがポイントになる」と勝負の行方を見据えた。

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勝敗を左右する要素の一つが、京都成章のゲームメーカー陣への対応だ。

スタンドオフの竹山史人選手は、対峙する京都成章の10番・岡元聡志選手について「小柄ですが非常にスキルが高く、判断力やキックのオプションも豊富な選手」と警戒心を示す。

そのうえで「ゲームメーカーとして、自分のプレーよりもチームを勝たせることを最優先に考えたい」と決勝戦への決意を語った。「準決勝はフォワードに頼りきりで、バックスはミスが多く、負担をかけてしまった。最後は自分が勝負を決めるゲームメイクをして、フォワードの頑張りに応えたい」と意気込む。


練習終わりに藤原監督と2人で言葉を交わした竹山選手

また、準決勝後に涙を見せていたのはCTBの坪井悠選手。

4点ビハインドで迎えた後半最後のリスタートキックオフがノット10メートルとなり「正直、心が折れてしまった。終わったと思った」と当時の心境を明かす。それでも諦めずにフェーズを重ね、サヨナラトライをもぎ取ったフォワード陣の姿に心を打たれたという。「体を張り続けてくれたフォワードの姿に感動し勇気をもらった。試合後はいろいろな感情が込み上げてきた」と振り返った。

向かうは、高校生活最後の試合となる、最後の60分。

「決勝という舞台を楽しみながら全力でプレーしたい」と坪井選手は誓い、史上6校目となる3連覇へと挑戦する。

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