SH荒木奨陽選手
中部大学春日丘高等学校3年
花園後は1週間ほどしっかり休めました。ハルヒ(中部大春日丘)の練習スタートとともに、僕も練習を再開しました。
今回の合宿では、とにかく自分の持ち味を出して、必死にアピールしようという気持ちで来ました。去年U20日本代表に選ばれた経験はありますが、それに甘えるつもりはまったくありません。むしろ「初心に戻って」「イチからアピールしよう」という感覚で、自分の持ち味を4日間、必死にトレーニングしました。
U20日本代表にも「去年選ばれたなら、今年も選ばれないといけない立場だ」と自分では思っています。だからこそアピールを続けてU20にも呼んで頂けるように頑張りたいと思います。2035年にラグビーワールドカップが日本で開催されるとなれば、その頃は僕たちがピーク期だと監督やコーチの方々からずっと言われています。全員が意識して、そこを目標にプレーしたいです。
ポジション争いについては、ライバルが3人いますが、それぞれタイプが違います。だから単純な比較ではなくて、この4日間のトレーニングの中で、いかに自分の持ち味であるランを出せるか。そしてそれをコーチにどう見せられるかが大事だと思っていました。自分のプレースタイルとチーム方針のバランスは、難しいところです。でもまずは自分が目立つことよりも、チームのラグビーにフィットすることを優先しています。周りとしっかりコミュニケーションを取って、チームのアタックを前に出します。
去年のU19イングランド代表戦も映像で見ました。最初の10分間で一気に4トライを取られてしまったことが、はっきりした課題として残っています。そこは監督やコーチからも指摘されていて、相手がそういうチームだと分かった上でどう対応するかを、今はチーム全体で取り組んでいます。スクラムハーフとして準備しているのは、早いテンポを作ること。テンポを上げることで、チーム全体のリズムを良くしたいと思っています。

CTB手崎颯志選手
大阪桐蔭高等学校3年
花園が終わって、次の日休んで、その次の日には練習に行きました。大学もあるので、練習には行きますね。ずっと行っていました。
高校日本代表候補の最初の30人に選ばれなかったことは、やっぱり悔しかったです。候補メンバー入りした人のもとへは、花園決勝の2〜3日後に個人連絡が来るのですが、僕には連絡が来ませんでした。連絡が来ないということは、通らなかったということ。受け止めました。悔しかったですが「次のステージに切り替えよう」と気持ちを向けました。
その後、このキャンプが始まる2日前の22日に、追加招集の連絡をもらいました。嬉しかった気持ちもあった分、悔しかった気持ちもありました。やっぱり、選ばれるなら最初から選ばれたかったという思いがあります。誰かの代わりという立場で呼ばれたことに、複雑な気持ちがないと言えば嘘になります。でも、選ばれた以上は「代わり」ではなく、自分らしくやり切るしかない。悔しさはそこで切り替えて、僕は僕らしく、ジャパンの一員として全力を尽くそうと思ってやってきました。
チームメイトからは「一番盛り上げてくれる」と言われることもあります。自分でもムードメーカーのつもりでいます。ジャパンでも僕らしく、とにかく元気よく。チームを盛り上げられたらいいなと思っています。
U17日本代表ではキャプテンを務めていましたが、U17と今回のU19(高校日本代表)は、まったく別物だと感じています。こちらの方が壁は明らかに高いです。だからこそ、気持ちを切り替えて臨んでいます。U17で教わってきたことは大事にしながらも、さらに細かい部分までこだわらないとU19では通用しないと思っています。
候補の30人から、遠征メンバーは26人に絞られます。正直、「ドキドキ」というよりは「ワクワク」しています。4人は落とされるかもしれませんが、逆に言えば、その枠を勝ち取りたい。発表を楽しみにしている自分もいます。
去年のU19イングランド代表戦を見て感じたのは、体がめちゃくちゃデカいということ。ただその中でもジャパンに選ばれた選手たちは、スピードや低さでしっかり上回っていて「すごいな」と感じました。スタッフの方々からも「コンタクトでは絶対に勝てない」とずっと言われ続けています(笑)だからこそ、ひとつのスピードと低さ、そしてプレーの質で上回るしかありません。合宿で教わった基本をしっかり自分のものにして、イングランドに持っていきたいと思っています。
最後に、全国の高校3年生に向けて伝えたいことがあります。この舞台は行きたくても、誰もが行ける場所ではありません。ここに来られなかった選手たちの分まで、その思いをしっかり背負って戦いたい。イングランドを倒して、高校ラグビーの締め括りを勝利という形で終えたいと思っています。しっかりやり切って、思い切り楽しんできます。

FB廣畑汰南選手
和歌山県立熊野高等学校3年
30人に選ばれたことは素直に嬉しいです。誇りに思っています。
自分の強みは、視野の広さとキック、そしてコミュニケーションです。
U17日本代表を経てこの1年で一番成長を感じているのは、試合中のコミュニケーション力。今日のアタック・ディフェンス練習でも意識して声を出しましたし、試合の中で状況を見て、的確に伝えられるようになってきたと思います。
イングランド遠征では、相手はフィジカル的に大きいと思いますが、そこに怯えず、自分の強みを思い切り出したいです。視野の広さやキックを生かして、のびのびとプレーしながら、チームを勝利に導けたらと思っています。
ポジションはフルバックの方がのびのびできる感覚はありますが、特にこだわりはありません。試合に出られるならどこでも出たいです。代表でも、初日と2日目にはスタンドオフの練習を少ししているので、動き自体は理解できています。
ラグビーを始めたのは6歳の時。和歌山の「梅干しジュニアクラブ」でした。父が熊野高校、近畿大学とラグビーをしていた影響が大きいです。小学校の先輩にはクボタスピアーズ船橋・東京ベイの玉置将也選手がいて、小学校もスクールも高校も一緒。玉置選手が地元・熊野高校で活躍する姿を見て育ちましたし、自分もそういう選手になって、ラグビーがあまり盛んでない和歌山を盛り上げたいという気持ちがあったので、熊野高校に進学しました。
憧れの選手は、アイザック・ルーカス選手やボーデン・バレット選手。冷静さや、ギャップを見つけて一瞬のスピードで抜き去るところは、すごく意識しています。スピードに絶対的な自信があるわけではないですが、自分の中でギアを上げる意識は常に持っています。
今年の高校日本代表が重要視しているコンタクトについては、熊野高校で前に出るディフェンス、低く刺さるタックルを徹底してきたので、積み重ねてきたものを発揮したいです。

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