第51期高校日本代表は3月21日(土)、U19イングランド代表と対戦。試合は点の取り合いとなる激しい展開となったが、最後まで臆することなくボールを動かし続けた日本が主導権を握り、45-31で接戦を制した。
ファーストトライは日本代表。スクラムを起点にロングインプレーを継続し、最後はフォワードが押し込んで先制する。7-0と主導権を握った。
続くキックオフからも日本が流れをつかむ。ナンバーエイトのロケティ・ブルースネオル主将が自陣からビッグゲインを見せると、トライライン目前でサポートに走り込んだ福田恒秀道バイスキャプテンへラストパス。グラウンディングを決め、12-0。立ち上がりからの2連続トライで試合を優位に進めた。
しかし、その後はイングランドの時間帯となる。ペナルティを重ねた日本は流れを手放し、まずはトライを献上。さらに右サイドでラインブレイクを許すと、そのままタッチライン際を走り切られ、12-12と同点に追いつかれた。
それでも前半20分、日本はラインアウトからモールを形成。敵陣深くで組んだモールを力強く押し込み、HO津村晃志選手がトライを奪う。フォワード陣の自信が、そのまま得点という形で結実した。
だがイングランドもすぐさま反撃。フィジカルで上回る個の推進力を起点に前進を許し、ボールをつながれて被トライ。スコアは再び19-19と振り出しに戻る。
それでも日本は崩れない。敵陣22メートル右端でのマイボールスクラムから、ロケティ主将が持ち出しディフェンスを引き寄せる。空いた左サイドへのロングパスが通り、仕留めたのはWTB坂田弦太郎選手。26-19と再び日本が前に出れば、日本の7点リードで前半を折り返した。
後半はイングランドのキックオフで再開する。
先に勢いのあるアタックを仕掛けたのはイングランドだった。裏へのキックでトライラインに迫る場面をつくるが、日本は粘り強い守備で何度も危機をしのぐ。
しかし日本はマイボールスクラムからロケティ主将が抜け出しオフロードパスを試みた場面でノックフォワード。その隙を突かれ、こぼれ球を拾われたイングランドに中央へグラウンディングを許す。26-26と再び試合は振り出しに戻った。
それでも日本はすぐに流れを引き戻す。3分後、ラインアウトモールからNo.8ロケティ主将がトライを奪い、31-26と再び前に出た。
後半中盤には敵陣10メートル付近でペナルティを得てPGを狙うも成功せず、追加点はならない。それでも敵陣5メートルで相手ボールスクラムを強力に押し込み、衝撃的なターンオーバー。最後尾で押していたロケティ主将がボールを拾い上げ、そのままインゴールへと飛び込んだ。
38-26。日本はこの試合6本目のトライを挙げる。
12点のリードを得てむかえた試合最終盤。ここからが真価を問われる時間帯となった。
キックチャージから自陣深くへ攻め込まれると、反則が重なり外側へ展開されて被トライ。38-31と7点差に迫られた。
だが直後のキックオフで日本がボールを奪い返す。再びロケティ主将がそのままトライゾーンまで持ち込み、グラウンディング。45-31と突き放した。
長い後半ロスタイムも激しい攻防が続いたが、最後は日本がスクラムでターンオーバーし敵陣へと進入。最後は相手にボールは渡ったが、タッチへ押し出して試合終了の笛を聞いた。
45-31。高校日本代表は一度もリードを明け渡すことなく、U19イングランド代表から歴史に残る勝利をつかみ取った。
日本ラグビーフットボール協会設立100周年という節目に実現した今回のイングランド遠征。昨年、5点差で敗れた相手に再び挑んだ高校日本代表は、見事に雪辱を果たした。