だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.2 熊谷高校】

埼玉県でも指折りの進学校である、埼玉県立熊谷高等学校。

高校ラグビー界の名将・横田典之監督が深谷高校から赴任し3年目の今年、千載一遇のチャンスが巡ってきた。全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称『花園』が開催100回目を記念し、埼玉県の出場枠が2校に増えたのだ。

今年創立125周年を迎える熊谷高校は、埼玉県予選「Bシード」。

虎視眈々と狙う花園初出場への意気込みを、キャプテン・永嶋信一郎選手(3年生)と横田監督に伺った。

半数以上がラグビー初心者

ーー永嶋キャプテン(以下、主将)は、なぜ熊谷高校へ入学したのでしょうか。

主将「僕は熊谷市出身で、中学生の時に奈良中学校でラグビーを始めました(コカ・コーラレッドスパークス所属の吉澤太一選手も同校卒業生)。なので熊谷高校でラグビーをすることは自然な流れだったように思います。」

ーーコロナ禍の今シーズン、チームを作る上で重点を置いたところは?

主将「自分たちのラグビーをしようと声を掛けてきました。調子もいいですし怪我をしている選手も少ないので、県予選ではしっかりと自分たちのラグビーができる自信があります。」

監督「高校からラグビーをはじめる生徒も多いので、まずは3年間、しっかりと基礎を積み上げてきました。彼らのひたむきなタックル、ひたむきなプレーをぜひ見て頂きたいです。」

ーー高校からラグビーをはじめた選手はどれくらいいるのでしょうか?

監督「半分以上ですかね。高校からラグビーをはじめるのも、いいと思いますよ。今年の主力メンバーにはある程度初心者も入っているのですが、一生懸命やれば初心者でも1年弱で追いつきます。初心者と経験者が交わることで、相乗効果が発揮されるといいますか。正しい練習をすればある程度いけるな、と3年目で感じました。」


ユース世代の日本代表コーチも歴任する名将・横田典之監督。深谷高校の監督時代は、現パナソニック山沢などを育てた。横田先生の指導を乞うため、受験勉強を頑張った生徒も少なくない。


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