セブンズ日本代表、第三次オリンピックスコッド選考は観客の目の前で

セブンズの男女日本代表と15人制の女子日本代表が、選手選考を兼ねたセレクションマッチを行うとの一報が流れたのは、この日の午前。

それもなんと、有観客で。

2019年ラグビーワールドカップで15人制日本代表が最後に戦ったのは、10月20日。それ以後、実に1年1ヵ月以上振りに、日本代表カテゴリーの試合がファンの前で行われることになる。

 

RWC2019をきっかけにラグビーを好きになった人には、あまり馴染みがないであろう「セブンズ」。

セブンズの面白さは?と聞くと大概の人は「スピード」と答えるが、実はそれ以上に「繊細な競技」というのが個人的な印象。
一つ一つのパスの精度を高くしなければ、一瞬のミスに付け込まれてスピードで振り切られる。フィールドにいる人数が少ないからこそ、ラックへの寄りの速さが求められると同時に中途半端なプレーができない。

セブンズは一つ一つのプレーがクリアなので、実は以外と「ラグビー初心者」向けのスポーツなのだ。

 

ぜひこの機会に「もうひとつのラグビー」を見てはいかがだろうか。

チケットの発売は、11月25日(水)18:00から(詳細は別途発表)。またJsportsオンデマンドでもライブ放送を行うので、遠方の方はぜひインターネット経由でご覧頂きたい。

 

セブンズについて
15人制ラグビーと同じフィールドだが、選手数は半分以下の7人1チームで行うスポーツ。2016年のリオデジャネイロオリンピックから、五輪種目となった。試合時間は7分ハーフの計14分、ハーフタイムも2分と、1試合20分程度で完結するのが特徴。セブンズの国際大会『HSBCワールドラグビー セブンズシリーズ(通称・ワールドシリーズ)』では16チーム(女子は12チーム)が一堂に会し、朝から晩まで1日中お祭り騒ぎのような雰囲気の中、試合が行われる。各チーム1日2~3試合戦い、2日ないしは3日でその大会の順位が決まる。世界各国で計10大会(女子は8大会)が開催され、年間王者が決まる。

日本代表の注目ポイント
ワールドシリーズ2019-2020では、前年度の成績から男子・女子ともに『コアチーム(同シリーズにフル参戦できるチームのこと。男子は15、女子は11チーム)』には入れず。『招待枠』での出場となっていた。

しかし男子チームは、今年2月に行われたコアチームへの昇格大会で見事優勝し、2020-2021年度のコアチーム復帰を果たす。一方の女子は、新型コロナの影響で昇格大会が実施されず。残念ながら、2020-2021年度の昇格は果たせなかった。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、男子チームが強豪・ニュージーランドを倒し4位入賞。女子は10位だった。

男子セブンズ日本代表候補 セル ジョセ選手インタビュー

練習の合間に、セル ジョセ選手(日本ラグビーフットボール協会/近鉄ライナーズ 所属)が、セレクションマッチに向けた意気込みをオンラインで語った。

写真/映像提供:日本ラグビーフットボール協会

ーー最近のコンディションについて

ベストコンディションに向けて一歩ずつトレーニングしている最中。より良い状態に戻す、ということに注力しています。

ーー今年、北海道バーバリアンズから近鉄ライナーズに移籍しました

冬が好きなので、北海道が恋しいです。でも自分自身の成長のために、と思って移籍を選びました。日本でラグビーする機会を与えてくださった北海道バーバリアンズでの5年間には、とても感謝しています。ですがセブンズ日本代表になるには、ラグビーのレベルを上げる必要があると。それから自分自身の規律を維持できる環境に身を置きたい、と思ったことも事実です。

ーー11月29日に、セレクションマッチが有観客で行われることが発表されました

昨年末にワールドシリーズに初出場し、2020年シーズンをとても楽しみにしていました。新型コロナでの中止は仕方のないことですが、目標のない中練習を重ねることは、他のメンバーも含めモチベーション維持がどうしても難しかったです。ようやく今月末、みなさんの前で試合ができるということで、メンバー一同とても楽しみにしています。

と同時に、オリンピックへのセレクションという意味合いも含まれた一日になります。2021年のオリンピックに向け、全力を出し切りたいです。まずはそれまでに怪我をしないよう努めます。

ーー初めてセブンズを見る人もいると思います

初めてセブンズを見るファンの人たちをがっかりさせないような試合をしなければならないですね。セブンズはとても楽しいスポーツなので、2019年のワールドカップでラグビーファンになった人たちにも、ぜひ楽しんでもらいたいです。

セブンズチームには、個々それぞれ足が速かったりフィジカルが強かったり、特徴のある選手が揃っています。みんなが同じ目標を持てば、「Nothing is impossible(不可能はない)」と思っているので。オリンピックで日本が金メダルを獲ることに、貢献したいです。

写真右がセル ジョセ選手

 

 

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