「オリンピックがあることを信じてハードワークするだけ」セブンズ日本代表候補・石田吉平選手

 

大学2年生、20歳。

今週はじめ、地元で行われた成人式には、出席しなかった。「日本代表候補に選ばれるのは光栄なこと。成人式には行けなかったけど、代表に入って東京オリンピックで活躍したほうが格好良い」

高校時代、ユースオリンピックの日本代表として銅メダルを獲得。次に目指すは、「アスリート人生一回限り」であろう母国・東京オリンピックでのメダル獲得。

大学選手権を終え、セブンズ日本代表候補合宿へ合流した石田吉平選手(明治大学2年生)が、意気込みを語った。

アグレッシブにボールをもらう

ーーまずは、今のお気持ちを教えてください

第3次スコッドに入ったことに感謝しています。大学選手権では準決勝で敗退し悔しい気持ちも強かったですが「成長したい、吸収して成長しよう」という気持ちでこの合宿に臨んでいます。

ーー久しぶりのセブンズ合宿です

最初は緊張しましたが、フレンドリーに迎え入れて頂けたので嬉しかったです。セブンズは15人制と比べ走行距離も違うし、体力が必要。約10ヵ月ぶりですが、体重はキープしつつ走りやすい体に、と考えています。

ーー現状、どれくらいチームにフィットしているのでしょうか

まだ別メニュー中です。体力向上という意味で、バイクを使って体力を上げています。


写真提供:日本ラグビーフットボール協会

ーー長いことセブンズから離れていたことに対して不利な点はないですか

今シーズン、僕は15人制で試合をしているのでアドバンテージがあると思っています。DFも克服できて、ランが自分の思うような形になってきました。ランに関しては、15人制の方がスペースが狭く抜くのが難しいです。あとは7人制にアダプトできれば、と思っています。

ーーセブンズ合流にあたり、大学の寮には戻らないと伺っています

7月までセブンズに専念します。オリンピックが終わるまでは寮に戻らず、実家から代表合宿に参加する予定です。

ーー大学選手権、明治大学は準決勝敗退でした

ボールがもらえず、強みが出せなかった。ミスも多かったです。実力不足が出た試合でした。

ーー決勝はどういう気持ちで観ていたのでしょう

悔しかったですが、決勝の舞台に立てていないのが現実。出ていたら、明治のラグビーが存分に出せていたという後悔もあります。この悔しさを忘れず、アグレッシブにボールをもらって自分の強みを出していきたいです。

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