2回戦 石見智翠館高等学校v國學院大學栃木高等学校
今年のチームスローガンは「Stay Connect」。繋がり続ける、という意味だ。
石見智翠館は常に笑顔だった。常に声を出していた。ベンチにいるメンバーからもずっと、グラウンドに声が届けられた。
そのことについて問うと、キャプテンの上ノ坊駿介選手(15番)はこう教えてくれた。
「昨晩のミーティングで1回戦の反省点としてあがったのは、リザーブメンバーの盛り上げです。後半から登場したメンバーが元気がなく、後半から出ているにも関わらず前半から出ているメンバーを全く盛り上げていなかった。だから今日は、後半から入ったメンバーがチームを盛り上げることを意識しました。」
点と点が線で結ばれたような感覚。なるほど、と思わず口をつく。
Stay Connect。
ハーフタイム中、円陣になって水分を補給していると、2番の稲嶺翔太選手が少し苦しそうな表情を見せた。
するとリザーブメンバーであろうビブスを着た仲間が、背中を何度もさする。そして最後に、ポンっと一つ、背中を叩いた。
コミュニケーションを取り続けることをグラウンド内外で意識している、というチームは数多いが、実際にその様を感じ取れるチームはやはり、強かった。
「昨日の試合よりは良かった。でも後半1トライされてしまったのは反省点」と語った上ノ坊キャプテン。
準々決勝の相手は、東海大大阪仰星高校。2017年ぶりの準決勝進出を目指し、Stay Connectで挑む。
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