試合後インタビュー
本村直樹選手
ーーオリンピックが迫っています。率直なお気持ちを教えてください
本当にやっとここまできた、というのが率直な気持ちです。1年延びましたが、自分は怪我もあったので、いい1年になったのかな、と。パフォーマンスが上がっていると思います。
ーー世界の中での日本の立ち位置を、ドバイ遠征を経てどう感じましたか
全員が良いパフォーマンスをしないと勝てない。でも勝てない相手ではない、と感じました。そのために一貫性の部分ですよね、自分たちが常に良いパフォーマンスできれば世界を相手にも勝っていけると思います。
ーードバイ遠征を終えて、チームとしての課題を教えてください
試合毎の波がある。良いパフォーマンスをしている時はどの相手でも勝ち切れますが、その良い試合の後にパフォーマンスが悪くなってしまいます。プレーの一貫性の部分を今後課題として、どの練習でも同じようなパフォーマンスが出来るようしていかなければならないと思います。
ーー個人で取り組んでいる課題は
今までは、トライを取る、という部分で遠慮していた所がある。自分の中で良い感触をドバイで掴めたので、それを自分のものにするよう意識して練習しています。あとはディフェンス、接点の部分で激しくいくことです。
ーー遠慮していた部分とはどういう所でしょうか
他にも良いランナーがいるので、自分が勝負するというよりも、強いキャリアーに渡して自分はサポートから裏でボールをもらう、という所を狙っていました。でもそういう(他のランナー、強いキャリアーの)メンバーが出られない時に勝負出来た部分がドバイであったので、自分の武器として勝負していきたいと思っています。
ーー今日の3セッション、どういうテーマを持って臨み、どういう収穫があったか
個人としてはアタックで積極的にボールを持って前に出ること。ディフェンスは、接点の部分を意識しました。
チームとしては、静かになってしまうと全員が迷ってしまうので。片方はボールを逃がしたいけど、片方はラックを作って欲しい、というコミュニケーションの部分がずっと課題だったので、常に意識してプレーしました。1日終わってみて、この課題に対してはもう少し。あと一歩だと感じます。ディフェンスでは繋がって守れました、アタックではコールは出てるけど具体性の部分があと一歩、だと感じます。
ーー今日も自分で取り切る所と仲間を活かす所がありました。意識したのでしょうか
そうですね。でもまだ勝負となると視野が狭くなってしまうので、勝負しながらもっと周りを見れるようになりたいと思います。
ーーオリンピックへの意気込みを教えてください
延期する前から「オリンピックでメダルを獲る」を目標に、みんなで声を掛け合ってきた。あと3ヵ月を切ったので、東京スタジアムでメダルを獲って日本を元気にしたいと思います。
小澤大
ーーオリンピックが近づいていますが、チームの雰囲気・状態について教えてください
海外遠征に行った課題を国内で修正しています。チームとしていい方向を向けていると感じます。
ーードバイ遠征を経ての課題はなんでしょう
映像でしか見れていませんが、安定したプレーが1~6試合目通してできないと、世界に勝つのは難しいと感じました。
ーー今日は橋元レフリーが3セッションともに笛を吹きました
こういう試合形式の練習にはいつも来てくださっていて、助かっています。このプレーはグレーなのかダメなのか、ということも直接聞けるので、ワールドシリーズでは出来ないことが今、出来ていると思います。
ーーオリンピックメンバーに入るための課題は
自分のプレーの特徴は、6試合出続けて、且つ安定したプレーができること。インパクトある選手もいますが、自分はいかに安定したプレーを6試合通して出来るか、が求められています。今までは怪我で中々適いませんでしたが、最近は全試合出られるようになっています。厳しい言葉も頂いているので、しっかり受け止め、安定したプレーでアピール出来たらと思います。
ーーオリンピック選考も佳境です。意気込みを教えてください
怪我が続いてパフォーマンスを上げることが出来なかったのですが、ようやく怪我も治ってパフォーマンスも上がってきています。オリンピック間近ですが、自分の最大限の力をアピールしていきたいと思います。
ーー一昨日誕生日を迎えました
32歳になりました。自分にとって最大限のチャレンジの年。オリンピックしか見ていないので、まずはメンバーにしっかりと入るために。練習からアピールをしていきたいと思います。