The Side of 明治学院大学
「リザーブには4年生が多くいた。
4年間やってきた明学のラグビーをあの舞台で発揮できたからこそ、最後に奪えた2トライだと思う。(小澤太一キャプテン)」
FWの差は明確だった。
ペナルティが多くなると、その分セットプレーも増える。
どんどん、苦しい展開になっていく。
「最初は止められていたが、途中からフィジカルの差が大きく出てしまった。(小澤キャプテン)」
理由は、日頃のウエイトトレーニングにある。
大学にはウエイト設備が整っておらず、選手個人でジムを契約し個々でトレーニングを行っているのだ。
「与えられた環境の中で一生懸命やっていた。それでも、もう少しチームとして管理が出来た部分はあったと思う」と三好貫太ゲームキャプテンは振り返る。
最後に奪った2トライ。
「フィジカルの差が全てではない、一人ひとりのファイトでその差が埋められるんだよ、ということが後輩たちに残せたんじゃないかなと思います。(三好ゲームキャプテン)」
このチームでラグビーが出来るのも、今日が最後。
思いっきりぶつかって、どうにか勝利を後輩たちへの置き土産にしたかった。
だから響いた、「楽しもう!」の声。
「劣勢でもネガティブにならず、ポジティブな言葉を掛け続けることがリーダーの務め。最後、4年間練習してきたことを発揮できて最高に楽しかったです。(三好ゲームキャプテン)」
最後は、笑顔でそう語った。
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