2年越しの1戦は帝京が圧倒。同志社は「昨年の4回生の分まで」戦うも年越しならず|第58回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 準々決勝|帝京 × 同志社

帝京:赤ジャージ、同志社:紺グレジャージ

The Side of 帝京大学

「おっけ、ハドル組もうハドル!」

前半17分、早々に4本目のトライを奪った帝京の面々は、円陣を組むべく仲間に声を掛けた。

「帝京こっから!」負けているチームのような言葉が続く。

「ナイス帝京!」「テンポあるよ!」「帝京気抜くな!」

圧倒的な言葉数の差は、前半25分で40点差をつけようとも全く手を抜かないことを示していた。

それもそのはず。

「まずは目の前の試合、80分間気を抜かずに戦い続ける、ということにフォーカスして戦った」と話したのは、この試合ハットトリックを決めたNo.8の奥井章仁選手。

「もう一回レベルアップしよう」

2年生ながらキャプテンのようにチームをリードする姿は、この日も健在だった。

体力的にも厳しい、後半の深い時間帯にFWがジャッカルを決めれば「フォワード頑張れ!」とフォワード2人の背中を叩いた、22番・松山選手。

「コネクト、横との繋がりをしっかり持つことが目標だった。(奥井選手)」

自分が誰をマークしている、誰をマークして欲しい、と喋れたことが良かった、と続けた。が、それ以上にプレー以外でのコネクトも、シーズン深まるごとに色濃くなるようにも感じる。

次戦はいよいよ、帝京大学として初めて立つ新国立の舞台。

「新国立は、ワセダが優勝した時に見学させてもらった。イメージついています。緊張は消えていきますから、心配せずにいます。(岩出監督)」

準決勝の相手は、京都産業大学。

1月2日14時40分に、決勝進出を懸けたキックオフを迎える。

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