60分の物語
春日丘:オレンジジャージ、航空石川:紺ジャージ
風の強い一回戦。
風上、風下でゲームプランを準備をしていた。でもやはり、練習と試合とでは勝手が違う。
「頭が真っ白になってしまった。」
中部大学春日丘高校・小池陽翔キャプテンは、素直な気持ちを語った。
相手選手がグラウンドに倒れた時には、駆け寄り手を差し伸べる優しさも見せた
昨年の花園ベスト8メンバーが抜けた今年、チーム作りに苦労した。
コロナの影響もあり、チームの公式戦初戦は春の選抜大会。1年次から試合に出ていたメンバーとして、経験を後輩に伝えてきた1年間だった、という。
「この雰囲気じゃ花園で勝てないぞ」
キャプテンが檄を飛ばしたこともあった。
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この試合、小池キャプテンは1トライ。アシストも決めた。
「ひとつでも多くトライを取るつもりだったんですけど、パッと見たら僕の番号が書かれていた」と、後半20分に交代。
「選抜の頃よりは、チームとして成長出来ていると思います。」
だから、仲間に託しても勝ち切ることが出来た。
次戦の相手は、常翔学園高校。
小池キャプテンが1年生の時に戦い、敗れた相手だ。
「リベンジが出来る。」
どうしても自分がマークされる。
だから、自らが囮になる覚悟はある。
「勝ち進めば勝ち進む程、マークが厳しくなると思う。」
まずは2回戦で常翔学園にリベンジを。
そして2年連続のベスト8、いやそれ以上に向け、目線は高い。
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