春日丘
前半18分。
10点を追いかける春日丘は、相手のペナルティーから陣地を進める。敵陣深くでのラインアウトからモールを形成し、崩れても崩れてもリモールにこだわって押し込み切った。
「今日は近場で、FWでリモールしてトライを狙うと決めていた」とは、ゲームキャプテンの物部耀太朗選手。
ディフェンディングチャンピオンの東福岡を相手に手応えを感じられたことは良かった、と安堵した表情を見せる。
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チームの合言葉は「BIG」。何度でも立って、ひたすらグラウンドに立ち続ける、という意味のBIGだ。
2回戦の京都成章戦ではそのBIGを遂行しグラウンド上に立ち続け、ベスト8入りを果たした。
しかし、準々決勝では思うようなプレーが出来ず。だから大会通しての満足度は「70点ぐらいです。」
最低ラインと位置付けたベスト8を達成しても、満足することはなかった。
今シーズンの目標は、花園ベスト4以上。優勝も狙えるチームにしていきたい、という。
個人的な目標は、と問うと「高校日本代表」と迷いなく答えた物部選手。
191㎝ 119kgと恵まれた体格を活かし、自身、そしてチームの目標を成し遂げるべく挑戦する1年が始まった。