「どうやったら仰星に勝てますか」佐賀工業は『必死』を積み重ねる|準々決勝 東海大大阪仰星×佐賀工業|サニックスワールドラグビーユース交流大会2022

佐賀工業

僅か4日前に戦ったリーグ戦時には、30対11。

佐賀工業・枝吉巨樹監督は「試合時間が10分延び従来の30分ハーフになったので、もっと引き離されるかと思ったらファイトしてくれた」と目を細める。

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佐賀工業には、男子チームと女子チームがある。どちらもこのグローバルアリーナでのワールドユース交流会に出場し、女子は3位の成績を収めた。

その3位決定戦を観戦していた男子チームは、試合後「まじやばい。俺らもあれぐらい頑張ろう」と話したという。

女子チームの気迫が、男子チームを刺激する。

だから次の日に行われた予選リーグ3日目・京都成章戦では、その闘志を見せてくれるかと楽しみにしていた枝吉監督。

しかし一度もリードを奪うことなく、8-22で敗れた。

だから選手たちは、自分たち自身に問うた。

「やりたいことを本当に出来ていたのか。貪欲に目の前のことを一つ一つやり切れば、もっと良い試合が出来るはず。次のことに目を向けず、目の前のことに全力で向き合おうぜ。」

 

だから大会4日目の準々決勝・東海大大阪仰星戦。

ファーストスクラムを凝った形で準備していたFW陣に対し、舛尾和キャプテンは「それやっちゃいかんだろ!まず目の前のこと、しっかりやろうぜ!」と声を掛けた。

強いチーム相手だからこそ、次のプレーではなく、まずは目の前のことを。目の前のことに必死に、一生懸命に。

「選抜大会までは勢いが大事なので『モメンタム』とずっと言っていたのですが、最近は小城総監督が『必死』という言葉をよく使われます。どんな小さなプレーでも必死にやりなさい、でないと置いていかれるよ、ということですよね。(枝吉監督)」

強い弱いではない。最後まで、必死に。


必死を積み重ねた先にトライがあり、勝利がある。だからルーズボールにも必死に飛び込む

その『必死』の最たる表現者が、キャプテン・舛尾和選手。

監督も「必死を体現してくれた」と話すキャプテンの右目は、連戦の必死さを物語るかのように青く腫れあがっていた。

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コロナ禍の影響もあり、春シーズンどこのチームも力を出し切れているか、と言われるとそうでもない。

「これから夏に掛け、チーム力を上げていく強豪校たちに差をつけられないように歯を食いしばっていきたいと思います。(枝吉監督)」

試合後、悔しさを滲ませ「どうやったら仰星に勝てますか」と監督に問いかけた選手もいたという。

この8点差を埋めるため、そして超えていくための必死の努力を、積み重ねていく。

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