「勝つと気持ちいいね!」GR東葛がD1残留に王手。三重Hは次戦に繋がる後半同点|NTTジャパンラグビー リーグワン2022 D1/D2 入替戦1 第1戦

The side of NECグリーンロケッツ東葛

「NECグリーンロケッツ東葛に来て初勝利。すごく嬉しい。みんな練習頑張っているけど、結果が付いてこなかった。今日は良い結果、すごく嬉しいです。」

朗らかに答えたのは、この日ゲームキャプテンを務めたレメキロマノラヴァ選手。

80分間ピッチに立って得た勝ち点5は、格別だった。

レメキ選手にとっては、古巣との対決。勝手知ったる人たちも大勢いた。

「三重ホンダヒートには友達がたくさんいるので、みんなと試合してめっちゃ楽しかった。でもディビジョン1に残ることが一番大事。相手は全員、(レメキ選手の)強み・弱みが分かっているから全然スペースがなかった」と笑う。

今季はスタンドオフにも挑戦し、この試合はアウトサイドセンター。本職はウイングやフルバックだが、逆に今シーズンは「ウイング以外は全部やっている」というから面白い。


ほぼ毎週違うポジションをこなすことで、ラグビーの見え方も変わった。「10番は良い経験。外から見る景色と全然違う。良い機会にはなったけど、来年は10番なしでお願いします」と笑いながら隣に座るロバート・ テイラーHCに話し掛けたレメキ選手

試合開始15分で2トライを奪った後も、選手たちからは「ゼロゼロね!」と気を引き締める声が響いたグリーンロケッツ東葛陣。

早いテンポでボールを動かし、人数を余らせて外側で取り切るトライに、客席も沸いた。

「本当に多くのグリーンジャージを観客席に見ることが出来た。皆さんのお陰で私たちのパフォーマンスもより良くなりました」と話したのは、テイラーHC。

言葉通り、客席には残留を願う多くのファンが詰めかけた。

レメキ選手は、記者会見の最後、去り際に笑顔で言った。

「勝つと気持ちいいね!」

今季実践初勝利を願った多くのファンも、きっと同じ気持ちだろう。

翌週に控えし第2戦でも勝利をすれば、文句なしのディビジョン1残留が待っている。

スポンサーリンク