共に捧げた祈り。「感謝」の1戦はエマージング ブロッサムズが勝利|ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022 EMERGING BLOSSOMS vs TONGA SAMURAI XV

TONGA SAMURAI XV

「1月の被災以降、ずーっとトンガをサポートして頂いて、感謝しています。今日は応援して頂き、ありがとうございました。」

キャプテンを務めたバツベイ シオネ選手は、会場に詰めかけた8000人超のラグビーファンに向かって何度も感謝の意を述べた。


この日のために新しく作られたシピタウ。リードしたのは、ラトゥ クルーガー選手。「今日のシピタウはパーフェクト、上手くいった(バツベイ シオネ キャプテン)」

ロゴマークに記された『KANSHA』。ピッチに立つ選手たちからも、その感謝をプレーで表現しようと果敢なチャレンジが続く。

前半23分、ラックの球出し先で中島イシレリ選手が短く放ると、エセイ・ハアンガナ選手が切り込んでトライ。

ウォーミングアップを行っていたリザーブの選手たちも駆け寄り祝福に沸く中、中島選手は腰を沈め低くガッツポーズを決めた。

後半にはターンオーバーしたボールがハアンガナ選手に回ると、裏へ蹴ろうとしたボールがミスキックに。ラトゥ ウィリアム 志南利監督は、しかし嬉しそうに顔を綻ばせながら手を叩く。

チャレンジを良しとする文化があった。

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「高校、大学と日本で育った選手たちも多い。日本に感謝です。」

「一緒に練習出来たのは3日間だけ。それでも良くやっていたと思います。感謝しています。」

口々に感謝の言葉を述べた、トンガサムライフィフティーン。

試合後には、メインスタンド・バックスタンドなど各方向に座るファンに向けて、何度もシピタウを披露した。


トンガにルーツを持たない唯一の選手であった人羅奎太郎選手は、シピタウだけでなく、トンガ国歌もマスター。国歌斉唱時、他の選手とともに口ずさんだ

 

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