「ストーリーは花園まで続きます!」
試合後、報徳学園の泉光太郎ヘッドコーチは物語の未来を示唆した。
セブンズでは初の決勝進出。相手は春の選抜大会に続いての東福岡。
固く緊張しても不思議ではないシチュエーションだったが、意識したのは「いつもと変わらず、楽しくワクワクするラグビーをし続けよう」ということ。
いつも通り、選手たちをピッチに送り出した。
いつも通り、が功を奏す。
前半だけで4トライ。相手の強みを消しながら、自らのボールポゼッションを高めゲームをコントロールした。
ワクワクするボール捌きから繰り出されたトライの数々。
伊藤利江人キャプテンに海老澤琥珀選手、石橋チューカ選手に竹之下仁吾選手と次々にチームの中心選手たちがトライを決めれば、一度も相手にリードを許すことはなかった。
試合終わってみれば14点差。
いや、点差以上に完勝だった。
今大会、報徳学園が奪ったトライは全部で32。
選手たち自身がワクワクしながらプレーしたからこそ、その一つひとつのトライに見る者は魅了された。
準決勝の東海大大阪仰星戦にて。1番・海老澤選手が縦に抜けた後、オフロードパスを受けた9番・森田倫太朗選手がトライ
選抜に始まり、花園まで続く1年掛かりの物語。そう、今はまだ折り返し地点。
「花園の決勝でヒガシと決着をつけて、最後、良いストーリーで終えたいなと思っています。あと半年、頑張ります。(泉HC)」
選抜でテッペンの景色を知った。
だからこそより強く、楽しくワクワクするラグビーを最初から最後までどのレベルにおいても自信を持って出来るようになったTeam植浦。
春、それぞれの想いを抱いた高校生たちは、夏の始まりに更なる自信を得た。
試合後インタビュー
伊藤利江人キャプテン(写真奥)
組み合わせが決まった時に「決勝でヒガシとやろう」とみんなで話をしていた。良い形で決勝まで進めて良かったです。
準決勝の東海大大阪仰星戦も厳しい戦いでしたが、僕たちのやりたいことをやったら勝てると信じていたので、落ち着いてプレー出来ました。
セブンズの練習は2週間ほど。最初は課題も多かったですが、フィジカル面含め大会中に成長出来たことが良かったです。
竹之下仁吾選手
めちゃめちゃ嬉しいです。冬に待っている一番大きな大会で3冠を取れるよう、夏、成長していきたいと思います。
セブンズのユースアカデミーで学んだのは基本的なこと。その一つ一つがこの場で出たかな、と思います。
海老澤琥珀選手
去年は弱気な部分もありましたが、今年は全く弱気な所がなくて。自信しかない感じ、です。だからと言って油断せずにいきたいと思います。慢心せず、この結果を噛みしめて次に向かって頑張りたいです。
セブンズで初優勝出来たので、次は3冠に向かって頑張ります。
石橋チューカ選手
3冠を目指す中での2冠。嬉しいです。
優勝出来たことは良かったですが、でもこれで終わりではありません。ここで満足せず、しっかりと冬に繋げていけるようチーム全体で体を作っていこうと思います。