『中川』の御守りとともに闘った流経大柏。悔いなきカップトーナメント7位|第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会

第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会の期間中、流通経済大学付属柏高等学校の選手たちの手首には、揃いの『中川』という文字が書かれていた。

中川とは、今季のチームキャプテン・中川功己選手のこと。

「一緒にセブンズの練習をしてきましたが、途中離脱という形になった。絶対に忘れず、キャプテンの想いも背負ってこの大会日本一になるという気持ちで。何より御守りの意味も込めて、みんなで『中川』と書きました。」

辛い時、ふとその名前を目にすると「頑張ろう」と思えたという。


手首に巻かれたテーピングに光る『中川』の2文字

代わりにセブンズチームのキャプテンを務めた飯岡建人選手は、エースとして対戦相手から徹底マークを受ける。

準々決勝の國學院栃木戦では、ベンチに控える國栃の選手たちから逐一、飯岡選手の立ち位置を伝える声が響き続けた。

「大きな舞台で良い経験が出来ました。」

花園、そしてその先でもプレッシャーに打ち勝って、良いパフォーマンスをし続けられるよう頑張りたいと気持ちを新たにすることも出来た。

スポンサーリンク

関東大会では逆転勝利した國學院栃木にリベンジを果たされ、結果はカップトーナメント7位。それでも、全力で挑んでの結果に後悔はない。

「目標としていた日本一には届かなかったけど、良いプレーは出来たと思う。この大会のために全力で、みんなで一生懸命練習してきた。だから悔いはないです。(飯岡選手)」

初めて担ったキャプテンマーク。

チームを一つにまとめること、そしてプレッシャー下でもプレーで魅せるということ。

2つの重責を果たした経験を武器に、花園での悲願達成に向け歩みを進める。

スポンサーリンク

 

&rugbyを応援する

スポンサーリンク