「フォワードが奮起してやろうや」日本一に立つべきチームとして進化を続ける報徳学園。流経大柏は『流経のラグビー』を理解することが課題|菅平合宿・練習試合 報徳学園×流経大柏

流経大柏 試合後コメント

中川功己キャプテン

――ピッチサイドから試合を見た感想を教えてください
後半最初の方は良かったのですが、まだやり切れてない所も多い。『流経のラグビー』をもっと理解していかないといけないと感じました。

――菅平合宿を振り返って
全勝を目標に菅平に上がりました。まだチームとしては足りない所もあり、自分たちの強みを出しきれていない部分もあります。

そのためにもまずは意識的な所です。もっと強気に行かなければ、と。正直フィジカルやスピードは変わらなくて。ここまで来たら、あとはもう意識です。先手を打たれ引いてしまっている所を、もっと自分たちから先制攻撃に打って出ていけるよう、意識を変えていきたいと思います。

――キャプテンとしてチームを花園で優勝させるために必要なことは何でしょう
ここから先はチームの力。やり残ったことを確実にしていく作業です。戦術を100%全員が理解していくことが、これから重要になってきます。

自分としては、いかにもっとチームをまとめるか。全員が繋がれば、良いディフェンスは出来ます。試合中、練習中からもっと声を出していきたいと思います。

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小澤天ゲームキャプテン(No.8)

――本日のゲームを振り返って
いつものフォワードらしく、縦に強い所を出せませんでした。もっと細かい所まで追求・修正して、肝心な所でFWで取り切れる所を強みにしていきたいです。よりFWを磨いていきたいと思います。

――士気の上がる言葉がFWからたくさん聞こえてきました
チームのみんながそうやって声を掛けてくれると、やっぱり全員が「やんないといけないな」という気持ちになります。すごく心強いです。

――今年のチームの好きなところを教えてください
個性豊かで、1人1人が特徴的。明るくて元気なところが好きです。

――なぜ流経大柏に進学したのでしょう(静岡県出身)
進学先を迷っていた中学生の時に、流経が花園でベスト4に入りました(第98回大会)。僕たちの代はその姿を見て、流経に入ってきています。だからこそ自分たちはベスト4を越えなければいけない、という気持ちが強いです。

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相亮太監督

――今日のゲームを振り返って
この子がやらなきゃいけないよね、という選手に仕事が集中しすぎちゃってる部分がある。その他がまだ、出てきていない感じがしますね。マークされている選手を止められた時の層の厚さが足りない気がします。エースを活かすためには、そこに水を運ぶような選手がやっぱり何人かは必要だな、と。今日は同じタイプの選手が多かったように感じます。

中心選手以外の所での層の厚さ、という部分で誰が出てくるか。誰が主導権を出してくるかな、と。想定していたもの、準備していたものと違った時に変えられる選手が必要です。

特に今日のゲームでは、関東大会の國學院栃木戦で後半流れを変えるために敢えてリザーブ登録していた選手たちを、先発で出しました。そうなった時に、流れを変えられる選手がまだ足りない。ゲームチェンジャーがまだ出ていないんですよね。そういう意味では、15人プラス5人、が定まっていないかな、と。

――中川キャプテンが『流経のラグビーをもっと理解しないといけない』と話しています。流経のラグビーを花園でするために、残り4か月半で何をしなければいけないでしょうか
もう一段階、攻撃的なチームになることだと思います。プレーの選択にしても何にしても、やっぱりもっとポジティブに、もっと攻撃的に、と。ただ単にどこからでも攻めますよ、ということだけでなく、プレーの選択だったり、エリア毎の戦い方だったり。時間に対しても相手に対しても、やはりもっとポジティブな選択をし続けることが大事じゃないかな、と思います。

たとえその選択が間違っていたとしても、それをポジティブな結果に持っていけるチームっていうのは、やっぱり勝ち上がっていきますよね。「そっちじゃないだろ」って言われても、こじ開けちゃうウイングとか。九州の緑のジャージにもいるじゃないですか、神奈川の最後尾にもね。おい、って言ってもそこをこじ開けて行っちゃう。そういう所は個人の能力として今年の選手たちはある程度持っているので、例え間違っていてもそれを正解とするのであれば、もっと大胆に、強気な姿勢をその後のプレーでもチームとして取り続けることが大事だと思います。

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