「ジャージを着てピッチに立つ15人」が明治を代表した80分。慶應は、真価問われる早稲田戦へ|関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 第6週 明治×慶應義塾

慶應義塾大学

試合が終わり暫くすると、記者会見場に現れたのは栗原徹監督と今野勇久キャプテン、そして裸足姿の中楠一期選手。

今野キャプテンは席に着くと、ずっと下を俯いたままだった。

口を真一文字に結び、悔しさを噛みしめる。

「一言で、悔しい試合です。終わりです。」

言葉は、それ以上続かなかった。

これまで開幕から4連勝。前節の筑波大学戦では、気合いとプレーとが噛み合う姿を見せていた。

「勝っていた分、チームの雰囲気は上向きだった」とは中楠選手。

今秋初めての黒星、初のノートライに終わったゲーム。

少しばかりの動揺が、窺い知れた。

それでも中楠選手は「恥じることはない」と、残りの試合に目を向ける。

「こういう試合になった時に、真価が問われると思う。4年生が中心となって、強い相手に強いメンタルで挑めるよう、次の試合に向けて良い準備をしていきたいと思います。」

今野キャプテンも「シーズンは続きます。終わってしまった結果は変わらないので、一致団結して、全員で早稲田に向かっていきたい」と前を向く。

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次節は、11月23日。

秩父宮で、100周年となる伝統の早慶戦を迎える。


後半のキックオフ前には笑顔も見えた慶應フィフティーン

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