埼玉高校ラグビー、ベスト4が出揃う|第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 準々決勝

11月5日(土)、埼玉県・熊谷ラグビー場Aグラウンドで第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選・準々決勝が行われた。

3大会ぶりに人数制限なしの有観客となったこの日、多い時には約1,000名の観客が詰めかける。

多くの家族や友人、ラグビーファンらが見守る中、ベスト4が決定した。

昌平(A1シード)×熊谷

オープニングゲームは、ディフェンディングチャンピオンの昌平と、3回戦での熱戦を勝ち上がった熊谷。

キックオフから昌平が主導権を握ると、前半に4トライ、後半にも2トライを奪って勝利。

38-3で昌平が準決勝へと駒を進めた。

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浦和(B5シード)×深谷(A4シード)

正確なタックルで勢いを掴んだ浦和は、前半21分、12番・笠原泉選手が先制のトライ。

浦和が僅か5点のリードで前半を折り返すと、反撃に出るは深谷。

後半5分、ボールを繋ぎきって11番・須永天万選手がトライを決めた。

5-5、同点に追いつく。

しかしその5分後、ラインアウトモールからトライを奪うは浦和。

3番・山﨑成海ゲームキャプテンが押し込み、再びのリードを奪った。

後半22分には危険なタックルにより浦和にレッドカードが出されると、残り時間を14人で戦うことに。

猛攻を仕掛ける深谷だったが、献身的なディフェンスが光った浦和が守り切ってノーサイド。

12-5で準決勝進出を果たした。

川越東(A3シード)×城西川越(B6シード)

城西川越は、キャプテンの堀越敬太選手ら主力2選手をコンディション不良で欠いた。

「ここまで連れてきてくれたキャプテンのために、僕たちがバトンを繋ごう」と挑んだが、対するは春の王者・川越東。

前半2分に先制トライを決められると、併せて7つのトライを許した。

それでも城西川越はペナルティ数僅か3という規律高いプレーを見せれば、好機を逃さず2トライを奪う。

自宅から観戦していた堀越キャプテンともハーフタイムに電話を繋ぎ、直接アドバイスをもらったが、最後はスコア届かず。

川越東が45-10で勝利を収めた。

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立教新座×熊谷工業(A2シード)

前半立て続けに3つのトライを奪った熊谷工業。

機動力のある両プロップが2トライずつを奪い、14-38で熊谷工業がベスト4入りを決めた。

ノーシードながらベスト8入りを果たした立教新座は、途中5点差まで詰め寄った。

しかし最後は接点で上回る熊谷工業に引き離される。

「もっとこの仲間とラグビーがしたかった」と西井悠眞キャプテンは涙に暮れた。

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なお準決勝は、11月12日(土)に熊谷ラグビー場Aグラウンドで行われる。

【第1試合】
12:05キックオフ 熊谷工業×川越東

【第2試合】
13:35キックオフ 昌平×浦和

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