立正大学
幸先の良い先制トライを決めた。
ゴール目の前で組んだ2本目のスクラムから、テンポ良く取り切った。
だが、相手のセットプレーもまた、脅威だった。
一時は27点差をつけられた。
しかし、3枚の交代カードを使ってフレッシュレッグを投入すると、2連続トライ。
13点差まで迫る。
しかし、無常にも響いたノーサイドの笛。
悲願の大学選手権にはあと一歩届かず、立正大学の2022年シーズンは終わりを告げた。
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陣内源斗キャプテンら大学4年生にとっては、激動の4年間だった。
大学1年次はリーグ戦2部スタート。入替戦で中央大学に敗れ、1部に上がることはできなかった。
2年目は入替戦にすらたどり着けず。
3年目は2部1位として入替戦に出場し、専修大学を破っての1部昇格。
4年目の今年、念願の1部で戦うことができた。
「目標である大学選手権出場は達成できませんでしたが、それでもこの1部リーグで戦い抜いて、後輩たちに来年も1部で戦う環境を残すことができた。
波乱万丈な4年間でしたが、やりきれたんじゃないかな、と思います。」
キャプテンシー溢れるあたたかな人柄が率いた1部での1年。
立正ラグビーを貫いた4年間のラストイヤー、多くのファンを魅了した。