最初で最後の花園に咲く笑顔。西軍が1トライ差で勝利|東軍×西軍|第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会 U18花園女子15人制

40分の物語

東軍:ピンクジャージ、西軍:青ジャージ
令和4年度の花園オープニングゲームは、3年ぶりの開催となった女子U18の東西対抗戦。
互いに激しいタックルを決め、スコアレスドローで前半を折り返すと、後半7分に得点するは西軍6番・垂門奈々選手( 鹿児島情報高校、3年生)。
ゴール前ラックから左に持ち出し、押し込んだ。「FWみんなで取り切ったトライ」と、喜んだ垂門選手も朗らかな笑顔で喜ぶ。
左隅からの難しいコンバージョンゴールも10番・大内田葉月選手(修猷館高校、1年生)が成功させれば、7点のリードを守り切った西軍が勝利を収めた。
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一方、惜しくも敗れた東軍。
後半8分からピッチに立ったのは、2年生センターの加藤璃子選手(21番)。相手の出足を遅らせる絡みに、倒れながら放ったオフロードパスなど活躍を見せた。
ふだんは埼玉県・正智深谷高校に通い、ARUKAS KUMAGAYAユースに所属している加藤選手。
花園を目指す正智深谷高校男子ラグビー部員からも「自分たちの分まで頑張って」と送り出された。
「15人制の知識は少なかったが、(キャプテンの西)亜利沙さんが色々と教えてくれた。来年もこの舞台に立てるように頑張りたい」と、決意を新たにする。
東軍を率いた関東学院六浦高校・西亜利沙キャプテンは言った。
「3年ぶりに開催された大会。3年生にとっては、最初で最後の花園です。」
少しずつ活躍の舞台が本来あるべき姿に戻った高校生活3年目、聖地・花園で多くの笑顔が咲いた。

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