順位戦 第1試合:浦和×川越
浦和 42 – 7 川越
浦和:紺ジャージ、川越:緑白ジャージ
先制のトライは浦和。
前半17分、相手ボールスクラムを浦和がターンオーバーすると、ラックサイドをついた9番・原田嗣海キャプテンがインゴールへ持ち込んだ。
続くゴール前でのFW戦でも押し込み、14点目。幸先の良い出足を決める。
対する川越は、機動力のあるNo.8・小久保星斗選手、15番・川妻廉太朗選手らを中心にボールを前に運ぶ。
するとチャンスは前半終了間際。敵陣5mでラインアウトを獲得すると、そのままモールを形成しトライを取り切った。
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14-7で折り返したハーフタイム。
浦和陣では、原田キャプテンが明確な指示を出していた。「内側からプレッシャーを掛けられていないから、相手のフルバックに走られてしまっている。後半はしっかりと前に出て、内側のスペースを潰していこう。」
言葉通り、後半はランコースを潰しながら圧力を掛けると、浦和が主導権を握る。
4つのトライを重ね、計6トライ。全てのコンバージョンゴールを成功させれば、42-7で勝ち切った。
山本義明監督は言う。「今年はFWが良い。強気にチャレンジしてくれる。」
そんなFWを束ねるのは、FWリーダーの2番・沼澤玄大選手。この日は1人でラックを捲りあげ、球を持ち出し自らトライを決めるシーンもあった。
「先週深谷に負けてしまい情けなさを感じていたのですが、花園予選でベスト4入りした1つ上の代の先輩たちから『俺らも新人戦の時は全然ダメだった』と学校で声を掛けてもらい気持ちを切り替えることができました。関東予選に向けて、新人戦では絶対に5位を死守したい。まず一つ、今日勝てて良かったです。」
花園予選のシード順位に関わる関東予選。その関東予選の山決めが、この新人戦の順位によって決まるのだ。
譲れない5位の座を懸け、次戦、慶應志木と対戦する。
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順位戦 第2試合:慶應志木×熊谷工業
慶應志木 26 – 17 熊谷工業
慶應志木:黄黒ジャージ、熊谷工業:青赤黒ジャージ
ファーストトライは、慶應志木のラインアウトモールから。
得意の形でゴール前まで迫れば、FWが抜け出した所をフルバックに繋ぎ、トライを取り切った。
対する熊谷工業も、お返しとばかりに最初のトライをラインアウトモールで決める。続くゴール前でのFW戦でも勝ち切り、7-12。熊谷工業が5点のリードで前半を折り返した。
後半に入っても続くシーソーゲーム。
まずは一本、慶應志木がラインアウトモールからFBが取り切り逆転。しかし次のキックオフからすぐさまトライを取り返したのは熊谷工業、再度逆転に成功した。
熊谷工業3点のリードで迎えた、後半最終盤。
2つのトライを重ねたのは、慶應志木だった。
1つ目はラインアウトモールから、2つ目もFW戦。どちらもFWがトライを取り切り、勝負あり。慶應志木が5位決定戦への挑戦権を手にした。
メンバー表には25人揃わず、先発に名を連ねる8人の1年生たちも、うち6名が高校からラグビーを始めた選手たち。「センターとウイングの1年生たちも、この1ヵ月で伸びてくれた」と竹井章監督は讃える
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