本庄第一
新人戦準決勝で昌平に敗れてから2か月半。
接点で前に出られた悔しさをバネに、ブレイクダウン周りのスキルアップに注力してきたのが、初めての関東大会出場を狙う本庄第一だ。
新井昭夫監督はこの試合でのブレイクダウンについて一定の評価を与えたが、キャプテン・杉田猛選手は満足しない。
「出来ていた所もあったけど、こだわれていない所もあった。そこは必ず修正したい。」
なぜ、これほどまでにこだわるのか。
それは本庄第一が、本気で埼玉王者を狙っているからだ。
「まずは関東予選で埼玉チャンピオンに。(杉田キャプテン)」
初めての関東大会出場を目指すのではない。あくまでも、目指すは埼玉チャンピオンただ一つ。
そのためにも負けが許されない準々決勝の相手は、慶應志木。ベスト4、そして関東大会出場を懸けた戦いへと挑む。
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所沢北
キャプテンは4番・渡辺航多選手。中学校まではソフトテニスに興じており、高校からラグビーを始めた。
チーム内には声を出す選手も多くいるが、岡田翔監督はあえて渡辺選手を主将に選ぶ。
「彼の良さはディフェンス。所沢北はディフェンスのチームなので、真面目に体が張れる渡辺は大切な存在です。(岡田監督)」
そのプレーを見れば一目で伝わる、真面目さ。
真面目がゆえに「アタックもしなければ」とボールを触ろうと試みることもあるというが、そこは監督が「ボールは触るな」と声を掛ける。
一つの武器を磨く、それもまたキャプテンとして大切な仕事なのだ。
今年の目標は、花園予選ベスト8。昨年ベスト16で涙をのんだその悔しさを晴らす、それがチームのモチベーションである。
奇しくも今年は、学校創設50周年。必ずや、と飛翔を誓う。
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