関東U17セレクションマッチが有観客で。埼玉の中学生も熱戦を繰り広げる|第29回埼玉ラグビーフェスティバル

6月25日、熊谷ラグビー場で第29回埼玉ラグビーフェスティバルが開催された。

Aグラウンドでは10時半から関東U17セレクションマッチが、12時からは埼玉中学選抜 対 スクール選抜の一戦が行われ、若きラグビープレイヤーたちが躍動した。

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関東U17セレクションマッチ

関東1都7県に所属する高校2年生、総勢49名が出場した関東U17セレクションマッチ。

コンバージョンゴールなしの1ラウンド15分を、計4ラウンド。

1人あたり2~3ラウンドに出場し、U17関東ブロックへのメンバー入りを目指した。

黄色いジャージを身に着けたYELLOW Lionsと、青いジャージを着るBLUE Thunders。

所属校に関係なく2チームに分かれると、1ラウンド目はノートライ。ともに数度ゴール前まで迫ったが、決定機は生まれなかった。

続く2ラウンド目には、最初のトライが生まれる。

黄チームのマイボールスクラムからしっかりとボールを出すと、スクラムハーフ初鹿野樹選手(日川)がサイドを突きトライを決めた。

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サイドを交代した3ラウンド目、最初にトライチャンスを得たのは青チームだった。

細かなパスが繋がると、青11番・恩田暖選手(東海大相模)が左サイドを駆け上がる。しかしゴール手前で黄チームのディフェンスに阻まれ、惜しくもノックオン。

すると自陣22m内でのマイボールスクラムを、黄チームは活かしきった。6番・中西康介選手(桐蔭学園)がビッグゲイン。最後は9番・後藤快斗選手(桐蔭学園)に繋ぎ、2トライ目を決めた。

最終4ラウンド目は、互いのNo.8が力強さを発揮する。

まずは黄チームのNo.8伊藤倖人選手(流経大柏)がゴール前でのFW戦からボールを押し込んで3トライ目。

青チームを引き離せば、このままノートライで負けられない青チームも反撃に出る。


力強いボールキャリーを見せた野口健選手(流経大柏、FL/No.8)

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まずは相手ボールスクラムでペナルティを獲得すると、この日何度も力強い当たりでボールを前に運んでいたNo.8申驥世選手(桐蔭学園)が再び縦に当たる。

FL藤久保陸選手(東海大相模)にFL野口選手、SO小林祐希選手(慶應義塾)らがボールを繋ぐと、SH東郷希選手(國學院栃木)がゴール目前まで迫りラックを形成。

そして、最後はゴール前で最も強いプレイヤーに託した。

No.8申驥世選手が、力強く押し込む。青チームにファーストトライをもたらした。

試合終了間際にも、再びSO小林選手が右サイドで抜けるとFL野口選手がステップを切りながら前進し、最後はやはりどこからともなく走り込んできたNo.8申選手。

2トライ目を決めた。

ノーサイド。

試合は、トライ数3-2でYELLOW Lionsが勝利を収めた。

なお選考されたメンバーは、U17関東ブロック合同として7月末に長野県・菅平高原で行われるコベルコカップへの出場を予定している。

***

埼玉県からは、2名の選手が出場。

深谷高校・新井靖憲選手(フッカー)が青チーム、身長190㎝を越える長身ロック・鷲宮高校の小菅隼輝選手が黄チームで戦った。

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埼玉中学選抜 対 スクール選抜

前半は埼玉県の私立中学選抜チームが、後半は埼玉県の公立中学選抜チームが、スクール選抜チームに挑んだ。

前半から試合を優位に進めたのは、スクール選抜チーム。

前後半併せて、2桁に迫るトライを決めた。

一方の中学選抜チームは終始攻め込まれたが、前半には19番・鳥飼篤志選手(昌平中学)がトライを挙げるなど縦への強さを見せる。

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残念ながら熊谷市内のチームはこの日別イベントへの出席があり参加叶わなかったが、埼玉県内の多くの中学生ラガーマンたちが一堂に会し、たくさんのラグビーファンの前でプレーする時間となった。

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