6月24日に南アフリカで開幕した、ワールドラグビーU20 チャンピオンシップ2023。
U20日本代表は同日、前回大会王者のU20フランス代表と対戦し、75-12で敗れた。
日本ボールでキックオフを迎えると、ファーストコンタクトから圧倒された。
前半2分に右サイドでビッグゲインを許すと、ボールを繋がれ最後は13番Nicolas Depoortere選手が中央で縦に抜けトライ。
続く7分にもゴール前スクラムから、パスダミーを交えながら取り切ったのはUフランス代表スタンドオフ・Hugo Reus選手だった。
あっという間に4トライを許す。
日本の反撃は、前半28分。敵陣深くでの攻撃チャンスを得ると、敵陣5mでのラインアウトからFWを当てボールを動かす。
最後はラックからボールがこぼれた所、素早く反応した15番・武藤航生選手が隙間をかいくぐりながら、日本にファーストトライをもたらした。
10番・楢本幹志朗選手のコンバージョンゴールも成功し、まずは7点を獲得する。
しかし直後にフランスのノーホイッスルトライを許すと、前半終了時点で42－7。
後半もフランスが先制トライを決めたが、選手を入れ替え始めると徐々に日本も流れを掴む。
早い球出しで、日本の時間帯を生み出すことに成功した。
スクラムでペナルティを獲得すれば、大きく陣地を回復し敵陣深くでのラインアウト。
20番・楠田知己選手がボールをキャッチし、FWがモールを押し切れば、フル出場の2番・大本峻士選手がトライ。
56－12、得点を2桁に乗せた。
だが、そこからフランスらしいシャンパンラグビーでトライを3つ重ねられ、フルタイム。
75－12、初戦で大敗を喫した。
厳しい船出となったU20日本代表。
それでも試合後、キャプテンを務める大町佳生選手は言った。
「僕たちのラグビーは、最後まで諦めない。敗れはしたが、残り4戦に向け準備していきたい」と力強く語る。
U20日本代表は次回、29日（木）にU20ウェールズ代表と対戦する。
なお、今後のプール戦・試合予定は以下の通り。
6月29日 vs. U20ウェールズ代表（現地時間 14:00、日本時間 21:00）
7月 4日 vs. U20ニュージーランド代表（現地時間 16:00、日本時間 23:00）
