6月24日から南アフリカで行われている、ワールドラグビーU20 チャンピオンシップ2023。
U20日本代表は7月4日(火)、U20ニュージーランド代表と対戦し、62-19で敗れた。
写真提供:日本ラグビーフットボール協会
迎えたプールA最終戦。
日本のキックオフで試合が始まると、最初に魅せたのは日本。日本らしいアタックが繋がり、敵陣深くに何度も攻め入る。
SO大島泰真選手のランでゴール目前まで迫った。
すると前半5分、敵陣22m付近でのマイボールスクラムから13番・平翔太選手、15番・矢崎由高選手と繋ぎ、9番・高橋佑太朗選手がテンポよく捌けば、10番・大島選手を経由して14番・今野椋平選手が縦に飛び込んだ。
13番・平選手のコンバージョンゴールも成功し、日本が7点を先制する。
日本らしいアタックで先制トライを決める(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)
しかし直後、日本のハイタックルからニュージーランドにラインアウトの機会を与えると、きれいにボールを繋がれトライを許す。
前半8分、5-7と迫られた。
すると日本は、自信を持つFWで勝負に出る。
前半17分、NZのペナルティから敵陣22m付近でマイボールラインアウトの機会を得ると、危なげなくキャッチ。そのままモールを組めば、一気に押し込んだ。
2番・大本峻士選手がグラウンディング。5点を追加し、5-12とリードを広げた。
写真提供:日本ラグビーフットボール協会
しかしその後、自陣インゴールでのマイボールラックでNZの選手が手を伸ばしグラウンディングしたとの判定でNZのトライが認められると、同点に。
続くキックオフからノーホイッスルトライを許せば、一気に逆転、猛攻を許した。
38-12、ニュージーランドの26点リードで前半を折り返す。
後半もニュージーランドのトライから始まる。
準決勝進出のためには、大量得点が求められるニュージーランド。攻撃の手を一切緩めない。
一方の日本も、敵陣深くに攻め入り何度かアタックの形を見せる。だが、こちらは決めきれない。
ラインアウトモールではグラウンディングが認められず。
左サイドで14番・今野選手、15番・矢崎選手の連携でトライを狙ったが、叶わなかった。
写真提供:日本ラグビーフットボール協会
対するNZは、7度目の王座を狙う者らしくワンチャンスを逃さない。左ウイングがハットトリックとなるトライを決めた。
NZ11番 Macca Springer選手はクルセイダーズからスーパーラグビーデビューを果たし、今季9試合に出場。4トライを挙げている
後半34分には、ラインアウトモールを押し切り後半最初のトライを手にした日本。
しかし、最多6度の優勝を誇る王国・ニュージーランドを相手に金星とはならなかった。
62-19、プール戦を勝ち点0で終えた。
写真提供:日本ラグビーフットボール協会
試合後、ゲームキャプテンを務めた12番・野中健吾選手は言った。
「戦いには負けてしまったが、前半はジャパンらしいアタックが見せられたと思う。ジャパンの良い形を、次の戦いにも活かせる。」
残るは、順位決定トーナメントの2戦。
U20チャンピオンシップの残留に向け、絶対に負けられないU20日本代表。
次回は7月9日(日)日本時間20:30から、U20アルゼンチン代表と対戦する。
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