A3シード:慶應志木
監督:朝夷康晴
主将:佐藤龍吾(3年、No.8)
最大の魅力はゴール前。
必ず顔を出し、必ずボールを受け取り、必ずボールを押し込む。
圧倒的に強い、ラグビープレイヤーである。
世田谷ラグビースクール出身。高校ではラグビーを続ける予定はなかったが、続けるなら慶應志木で、と埼玉を選んだ。
チームが初の頂点にたどり着くには、最もふさわしい主将ではなかろうか。
今年の軌跡
今年のスローガンは『狂う』。
「狂ったラグビーこそ、僕たちが目指すスタイル。周りから見て『こいつ狂ってんな』と思われるのが最高の状態です。そういうラグビーをしたい。」
シーズン初め、佐藤キャプテンはそう口にしていた。
冬の新人戦は6位。接戦を落とし、ゲームメイクが課題だった。
春になると1年生が入部し、新たなエッセンスを加える。足りなかったものを補ってくれる、心強いルーキーの登場で関東予選では接戦を勝ち切り、3位につけた。
7年ぶりに出場した関東大会では、Dブロック3位。着実に進化を果たす。
昨年の花園予選は、3回戦敗退。もうあの悔しさを、味わうことのないように。
若きタイガージャージの、狂う1年の締めくくりやいかに。
注目プレイヤー
加藤旭陽(3年、WTB/FB)
佐藤キャプテンとならび、オール埼玉戦士。
フルバック、ウイングと他のメンバーとの兼ね合いでポジションは変わる。スピードとキック力を武器に、慶應志木に新たな『バックス力』をもたらす。
浅野優心(1年、SO)
デビューは今年4月。入学1か月もしないうちに、10番のタイガージャージーに袖を通した。
15歳とは思えぬ落ち着きようとゲームコントロール力には目を見張った。
FWで勝負するのか、今季チャレンジしているバックス勝負に出るのか。そのタクトに期待は集まる。
今季の主な試合結果
◆新人戦
6位
昌平・本庄第一・深谷・川越東。埼玉ベスト4出揃う。|令和4年度 埼玉県高等学校ラグビーフットボール新人大会・準々決勝│&rugby (andrugby.com)
川越東、2年連続の新人戦制覇も「まだ土俵に立っただけ」|令和4年度 埼玉県高等学校ラグビーフットボール新人大会 決勝・順位戦│&rugby (andrugby.com)
◆関東大会埼玉県予選
3位
◆関東大会
Dブロック3位
◆7人制大会埼玉県予選
準々決勝敗退
川越東、セブンズ初優勝。埼玉4冠まで「あとひとつ」|第10回全国高校ラグビー7人制大会 埼玉県予選│&rugby (andrugby.com)