11月18日(土)、埼玉県・熊谷ラグビー場Aグラウンドで第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 決勝が行われた。
多くの家族や友人、ラグビーファンらが見守る中、川越東が3年ぶり2度目の花園出場を決めた。
川越東 27-5 昌平
川越東は今季4冠を懸けた戦いに、そして昌平は4年連続花園出場を掴み獲るための一戦に挑んだ。
最初のスコアは川越東。
自陣でのブレイクダウンをターンオーバーすると、一気に逆サイドへ展開。15番・南雲優佑選手(2年生)が左サイドを駆け抜けた。
前半2分、川越東が5点を先制した。
前半10分には14番・石本瑛選手(3年生)のビッグゲインから陣地を広げると、敵陣でのラインアウトから逆サイドに開いて再びFB南雲選手のトライ。
12番・五十嵐舜悟選手(3年生)のコンバージョンゴールも決まり、12-0と川越東がリードを広げた。
対する昌平は、ラインアウトからトライを取り切る。
モールを組んだショートサイドを11番・山口廉太選手(2年生)がグラウンディング。
12-5、川越東の7点リードで前半を折り返した。
後半風上に立ったのは川越東。
敵陣中央でペナルティを獲得してもトライにこだわり、スクラムとラインアウトで5点を狙った。
功を奏したのは7分後。
5mラインアウトからショートサイドに飛び込んだのは、5番・松本青大選手(3年生)。
17-5、川越東がリードを広げた。
その後、敵陣でのペナルティではPGを選択した川越東。
プレイスキッカーを交代し、蹴り込んだのは本日2トライを決めている15番・南雲選手。
ゴールポスト真ん中を通せば、20-5。2トライ2ゴール以上の差に広げた。
昌平は今年の武器である13人モールを幾度となく組み前進を図ったが、しかしその度に川越東は守り切る。
なかなかゲインが切れない。
後半17分、敵陣中央でリモールを組んだ昌平だったが、FW8人で止め切ったのは川越東。
ペナルティを獲得し、雄叫びをあげた。
裏へのスペースを見出した川越東1番・寺山公太キャプテンは、コールを出し、ボールを手にすると器用にグラバーキックを蹴り込んだ
後半29分には1年次から活躍する石本選手がトライを決めきれば、勝負あり。
27-5、川越東が3年ぶり度目の花園出場を決めた。
同校史上初となる県内負けなし。4冠を手に、全国の舞台へと挑む。