法政、大学選手権への望みをつなぐ「最後まで集中力を切らさずに戦い抜いたことは財産」|立正×法政|関東大学リーグ戦1部

法政大学

大学選手権出場を目指す法政は、第6節終了時点で4位。

上位3チームまでに出場権が与えられるため、まずはこの試合に勝つことが絶対条件。「目の前の試合をしっかりと戦おう」と試合に挑んだ。

結果、シーソーゲームを勝ち切り勝利。

勝ち点19で、望みをつないだ。

チームを率いる石岡玲英キャプテン(14番)は、御所実業高校出身。

日本一を目指し、ハードな練習を繰り返した3年間だった。

ゆえに「最初の頃は、大学生特有の『少し余裕のある感じ』に慣れない所がありました」と正直に話す。

入学当初は悩んだという。

だが、コロナ禍も相まって母校に帰る機会があった。色んな人と話す中で、自分自身の指針ができた。

「自分のやりたいことを決めて、やればいい。」

1年生であっても、輪の中で恐れず話すことができるようになった。

「自分が成長するために努力しよう、と考えられるようになったのは、法政にいたからこそ。葛藤の中で成長できたのかな、と思います。」

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「4年間有意義に過ごせた」という法政大学でラグビーをする時間が続くのか、はたまたここで終わりを迎えるのかは、明日行われる東洋大学×日本大学の結果を待つことになる。

「正直、自分たちの手で(大学選手権出場を)手繰り寄せられるものではないことは事実です。悔しさはあります。特に初戦の東洋大学戦、流通経済大学戦を落としてしまったことがこういう結果に繋がっているので、主将としてチームを任せて頂いた身として、責任を感じています。それでもチームが同じビジョンを見て、最後の最後まで集中力を切らさずに戦い抜いてくれたことは財産になるな、って。」

大学選手権に出場できるかどうかは分からない。

だが、この最終戦をこういう気持ちで戦えたことに価値がある。

だから大学選手権出場が叶った時のために、準備は怠らないでおきます、と話し会場を後にした。

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この日、力強いボールキャリーと豊富な運動量でチームを支えたのは7番・宮下晃毅選手。

これまでは本能のまま、自由に楕円球を握ってきたタイプ。だが今年、U20日本代表としての活動を経験し「ほんまにちょっとですが考えるようになりました」と自身の成長を見つめた。

来年は3年生。上級生の仲間入りを迎える。

「4年生が卒業したら、僕たちもチームを引っ張っていけるようにならないと。もっとみんなの前で発言できるようになりたい」と次シーズンの目標を語った。

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