全員で雑魚寝も「良い経験」。U20日本代表候補、FW強化の1ヵ月がスタート

Pick Up Players

石橋チューカ「緊張と不安」

大久保HCが「想像以上」と称したのは、日本代表のトレーニングスコッドにも選ばれている石橋チューカ選手(LO、京都産業大学1年)。

「能力もそうだが、聞くことも教育されているし、向上心もある。ジャパンに行ったらリーチが良いメンターになってくれるだろう」と素質を評した。

だが自身の感触は異なる。

「京産の中では(フィジカルで)いけてる方だと思っていたのですが、全然。力の差を感じました」と、「デカくて強い(石橋選手談)」同年代トップクラスとの間にも差を痛感した。

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並行して、日本代表合宿もこなす石橋選手。翌日には福岡へ向け移動する。

「トップアスリートの選手たちと一緒にプレーできることは、自分にとって良い経験になると思う。(リーチ選手らは)小さい頃から見てきた選手たち。自分が分からないことを積極的に聞きにいこうと思います。しっかりと自分のものにして帰りたい」と意気込んだ。

しかし正直な気持ちを話せば、想像以上に早く訪れた日本代表活動。

「体も全然できあがっておらず、ラグビー理解力もあんまりない。選ばれたことは嬉しく思うが、不安が大きい」と素直に打ち明けた。

緊張と不安。しかしその居心地の悪さの先に、大きな飛躍期が待ち受けるはずだ。


ジャパンのミーティングでは最前列に座るように、と大久保HCからアドバイスを受けた。が「まだ厳しいです」と笑う

自身の目標は、大学在学中に体重を110㎏まで増やすこと。

現在は100㎏の大台間近。「まずは3桁いけるように頑張りたい」と目の前の一歩を見据えた。

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八田優太「毎日成長したい」

人生で初めての『代表候補合宿』参加となったのは、京都産業大学1年の右プロップ・八田優太選手。

これまで、年代別日本代表の候補合宿に参加したことは一度もなかった。

「体の大きさを活かしたスクラムで圧倒していく」ことが自身の選出理由だと理解する。


大学の仲間からは「スクラムで負けるな、京産の意地を見せてこい」と送り出された

身長185cm、112kg。世界で戦うための最低条件はクリアしている。

「周りのレベルが高くて、自分も頑張らなければいけないと感じました。知らない選手たちばかりが集まっていますが、その中でも絆はチームで高め合っていかなければなりません。この2日間でチーム力を鍛えられました。」

チームのために体を張るマインドを、ファーストキャンプで手に入れた。

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とりわけ「今日1日だけでだいぶ変わった」と実感しているのが、スクラム。

山村亮氏に分かりやすく教えてもらったことで、改善点が明確となった。

「毎日成長したい。」

学び多き1ヵ月を過ごす予定だ。

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