「これから学校に帰って練習します。」流経大柏、選抜出場権を逃す。目黒学院はスーパー1年生のハットトリックで昌平に逆転勝ち|令和5年度 第24回関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 1回戦

第4試合

川越東×茗溪学園

川越東高等学校(埼玉県第2代表) 0-33 茗溪学園高等学校(茨城県第1代表)

先の花園でベスト8入りを果たした茗溪学園。

代が入れ替わった新チームも、FWは強く、バックスは決めきる力を有した。

ファーストトライは前半7分。

10番・中村泰人選手がグラウンドを駆け抜ける。

前半4トライを奪って折り返した後半は、50:22で得たラインアウトからモールで4番・村山琳賢選手が押し込んだ1トライに留まったが、ノートライに抑えこむ。

0-33で川越東を下した。

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茗溪学園の今季主将を務めるは、12番・菊川逞選手。

兄は昨季、報徳学園のキャプテンを務めた菊川迪選手。だが「全然似てないです」と笑う。

元々、キャプテンになる意志があった。

決意を表明し、全員で話し合い、また昨季のリーダー陣からも推薦を経て、キャプテンに正式決定した。

「最初は昨年のチームが残した結果にプレッシャーもありました。ですが僕たちは僕たちの代。昨年のことを意識せず、チーム作りを始めています。けが人も出て大変な 1ヶ月だったのですが、今出ているメンバーがベストメンバーなんだぞ、という気持ちとプライドを持って今大会に挑んでいます。」

メンバーは変わった。昨季と同じ戦術を用いたって、合わない。

だから「自分たちの色を出して、チャレンジ精神を表現したい」とスローガンを『挑』に決めた。

1代上は多くの高校日本代表候補を擁し、また1代下も中学時代には太陽生命カップで優勝。

「僕たちは狭間の代、と思われがちです。だからこそ結果で見返したい。どんな相手であっても、常にチャレンジ精神をもって挑みたいと思います。」

反骨精神あふれる、今年の茗溪学園がスタートした。

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川越東は、埼玉県大会決勝から2戦続けての無得点。

だが現時点では、アタックよりもディフェンスに重きを置く。

「ともすれば60点取られてもおかしくはない相手。その半分で抑えられたことは、春に向けて光が見えました」と望月雅之監督は話す。

ディフェンスでファイトする、ジャッカルでボールを奪い返す。

目標としていた事柄はできたことに、満足感を得た。

そのボール争奪局面で力を発揮したのは、5番・津久井和明選手。

3本のジャッカルに成功した。

「(埼玉県大会決勝で)1本もジャッカルができなかった。今日は気持ちを入れ替えてプレーしました。」

1週間前の埼玉県大会決勝では、昌平を相手に0-64の敗戦。

正直、途中で心が折れてしまっていた。

「めちゃくちゃ落ち込みました。先輩がいなくなって、全く違うチームになってしまった。」

これほどまでか、と現実に直面した。

この日は自らのプレーだけでなく、仲間の好プレーにも雄叫びをあげていた津久井選手。

「武器を増やしていきたい。モールを組み込んで、モールでトライを取れるようにしたい」と次なる目標を見据えた。

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清真学園×國學院栃木

清真学園高等学校(茨城県第2代表) 7-89 國學院大學栃木高等学校(栃木県第1代表)

前後半あわせて13トライをマークした國學院栃木。

12番・福田恒秀道選手がハットトリックを決めるなどボールを持てば躍動。

7-89で清真学園に勝利し、2回戦へと駒を進めた。

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