國學院栃木 34-8 佐賀工業
24-0で折り返した後半、まずは1トライが欲しい佐賀工業は15番・内田慎之甫選手(2年)のランでチャンスメイク。
ディフェンスを掻い潜りながら後半最初のトライを奪うと、反撃を開始した。
だが國學院栃木も12番・福田恒秀道選手(1年)らのトライで突き放せば、勝負あり。
國學院栃木が2回戦へと進出した。
國學院栃木
関東チャンピオンとして挑む今大会。
『ファースト』をテーマに掲げた。
「ファーストキックオフ、ファーストタックル、ファーストラインアウト、ファーストスクラムの判断をしっかりとすること。ファーストから相手を圧倒しようと準備した」と話すは、キャプテンを務める4番・笹本直希選手(2年)。
「今日は前半で4トライ取れた。ディフェンスのコクトチが、ディフェンスした後のアタックにしっかりと移行できていました。満足度は高いです」と明るく振り返る。
そして誓った。
「選抜は優勝あるのみ、です。」
佐賀工業
今季バイスキャプテンを務めるは、昨季の花園でスーパーエースの片鱗を見せた内田慎之甫選手(2年)。
自身のトライシーンについて「パスが回ってきたら、走り切らなきゃいけない」と覚悟をのぞかせた。
今年はフルバックのポジションを務める。
「去年は使われる立場。ウイングとして外で待っていれば、パスが回ってきました。でも今年はそうやって外まで運んできてくれる選手たちがいなくなったので、一番後ろから全てが見えるポジションとして、考えて動けるようになったかなと思います。」
もちろん、課題も大きい。
「昨年までの主力だった3年生たちが抜けて言った中、チームを引っ張っていかないといけない、と思っていました。トライを取られた時にチームが落ち込んでしまったのですが、そこでの声掛けには課題が残ります。」
新チーム初の全国大会。「今回全国を経験できたので、チームとして成長できたら」と前を向いた。