「長崎北陽台さんのことしか考えていなかった」桐蔭学園、圧倒。國栃は「優勝あるのみ」|第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 1回戦

高鍋 12-24 茗溪学園

茗溪学園

良いプレーの度に大きな声を出し、全身で喜びを表現した茗溪学園。

関東新人大会時と比べ、その声量ははるかに大きなものとなった。

「学習しているから」と話したのは、高橋健部長。

12番・菊川逞キャプテンも「今日はアップの時から良い雰囲気で入ることができた。そのまま前半を戦えた」と好ゲームの要因を語った。

直前に行った、関東チャンピオン・國學院栃木との練習試合も功を奏した。

40点近い点差をつけられ敗れたものの「原因が分かったから、一つひとつ修正することができた(高橋部長)」と手応えを語る。

だがこの日の後半は、相手の勢いに押されペナルティがかさむ。

低い姿勢を取ることが難しくなり、高い姿勢のまま相手に当たることが増えてしまった。

2回戦・中部大春日丘戦では、そのプレッシャーに対処する術を発揮し、第13回大会以来12年ぶりとなるベスト8入りを目指す。

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高鍋

鳴り響いた「流れ持ってこい!」コール。

ジャージーを着ることのできなかったノンメンバーが、ベンチの後ろから順に声を張り上げ、ピッチに立つ選手たちへと力を授けた。

「1年生にムードメーカーの子がいる。雰囲気を上げてくれた」と目を細めるは、檜室秀幸監督。

ここ1・2年で自身の指導方針を転換し、選手たちの自主性を求めるべく舵を切ったのだという。

試合終了間際の5分間で奪い取った2トライは、『チーム高鍋』で手にしたものだった。

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