3月22日(金)に埼玉県・熊谷ラグビー場で開幕した、第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。
28日(木)には準決勝の全2試合が行われ、ファイナリストが決まった。
試合概要
第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会
【対戦カード】
桐蔭学園高等学校(神奈川・21大会連続22回目)7-13 大阪桐蔭高等学校(大阪・2大会連続10回目)
【日時】
2024年3月28日(木)12:30キックオフ
【場所】
熊谷ラグビー場
試合展開
昨季の全国選抜大会では準々決勝で、花園では準決勝で対戦し、その2度ともで勝利を収めていた桐蔭学園。
負け越している大阪桐蔭が「リベンジに」と挑んだ準決勝第2試合は、何度もロングフェーズを重ね合う好ゲームとなった。
試合開始早々、ゲームを動かしたのは桐蔭学園だった。
敵陣に入ると、9番・後藤快斗選手からの球出しを受けた10番・竹山史人選手が裏へのグラバーキックを蹴り込む。
反応したのは13番・徳山凌聖選手。そのままボールを拾い上げ、ファーストトライを奪った。
前半2分、桐蔭学園が7点を先制する。
対する大阪桐蔭は、敵陣で得たペナルティでは、PGを選択。
取れる時に3点を積み重ねるべく、前半11分、28分と2つのPGを成功させた。
7-6と1点差に迫る。
そうして迎えた、前半最後のアタックチャンス。一気に敵陣深くまで陣地を進めた大阪桐蔭は、テンポの良い球出しから10番・上田倭楓選手がディフェンスとの距離を詰めながらパスを放った。
ボールを受けたのは、15番・菅原幹太選手。そのまま走り抜き、グラウンディングした。
逆転に成功した大阪桐蔭。7-13と6点のリードで前半を折り返す。
後半は、風上に立った桐蔭学園が試合を優位に進めた。
粘り強くフェーズを重ね、キックも織り交ぜながら敵陣に迫ったが、しかし大阪桐蔭のフィジカルを前に前進できず。
後半8分にはPGを狙ったが、惜しくもポールに跳ね返され得点ならなかった。
スクラムハーフは、U17日本代表対決だった
前半はスクラムで何度もペナルティを取られた桐蔭学園だったが、後半は修正し、逆にペナルティを奪い返す場面もあった。
それでも、最後の仕留めが及ばず。
後半は互いにノースコアのまま、ノーサイド。
大阪桐蔭が6年ぶり4回目の決勝進出を果たした。