4月14日(日)に熊谷ラグビー場で行われた第25回 東日本大学セブンズラグビーフットボール大会。
2年連続の優勝を狙った筑波大学は、明治大学との準決勝で21-24で敗れ、連覇とはならなかった。
2年後の涙
セブンズチームのキャプテンを務めたのは、大学3年生に進級したばかりの小池陽翔選手。
嶋崎達也監督から「キャプテン、やろうか」と声がかかれば、「はい、わかりました」と答えた。
1年生で準優勝、2年生で優勝。
「任命されたからには」と覚悟を決めた。
1回戦・法政大学戦では59-0。
2回戦・東京学芸大学戦でも42-7。
圧倒的なセブンズスキルとボール運びで、2試合の合計得点は100点を超えた。
「良いルーキーがいて、良い下級生もいた。4年生たちも引っ張ってくれました」
スタンドの應援団含め、今年も筑波らしいセブンズラグビーで会場を魅了した。
運命の準決勝、明治大学戦。
一昨年は決勝で敗れ、昨年は準決勝で勝利し優勝までたどりついた好敵手が相手だった。
前半を21-7とリードし、勢いを掴んだまま折り返したが、しかし後半3連続トライを許す。
21-24。逆転負けを喫した。
小池キャプテンは、後半4分に途中交代。
「最後、どうしても自分がグラウンドに立てなくて。そこが原因かな、って。自分に全部責任があります」
悔しさから、涙は溢れた。
さかのぼること2年前。
自身が1年生の時に出場した同大会でも、決勝戦で明治大学に敗れたあと、涙を流していた”ルーキー”小池選手。
「あの時は先輩たちに引っ張ってもらっていたのに、決勝戦早々自分が怪我をしてしまって悔しかったことを覚えています」
2年前の決勝戦後の一コマ
今年だってもちろん、悔しさはある。
だがそれ以上に感じたのは、責任感。
「自分のせいで、という思いが強いです」
最後までグラウンドに立つことができなかったこと。チームを勝利に導けなかったこと。
キャプテンとしての責任感、を改めて知った。
小池選手の応援パネルを家族と一緒に作ったという同級生たち「小池の限界オタクなんで」と笑顔を見せた
ルーキーたちの46得点
出場メンバーの3分の1を1年生が占めたこの日。
3試合で46得点を、ルーキーたちが奪った。
小池キャプテンは「自分より発言もするし、セブンズユースとしての経験も活かしてくれた」と感謝した。
井上達木選手(1年生)は1人で1トライ13ゴール。31得点を稼いだ
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