関東ラグビーフットボール協会の創立100周年を記念し、6月30日(日)、秩父宮ラグビー場で記念試合が行われた。
リーグ戦選抜 対 対抗戦選抜の7人制大学交流戦に出場したのは、立教大学2年・大畑咲太選手だ。
昨季の対抗戦終盤でのこと。
大畑選手は、左手首を骨折した。
ゆえに今季春先まで、リハビリに時間を費やす。その間、これまで以上にウエイトトレーニングに励んだ。
「試行錯誤する機会がありました」と話すは、大畑選手。
マイナスな出来事を、プラスに捉えた。
「リハビリ期間を、自分の成長に繋げることができたと思っています」
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この日、大畑選手が出場した7人制の試合は、シーソーゲームとなった。
対抗戦選抜がトライを取れば、リーグ戦選抜も取り返す。
前半を12-12の同点で折り返すと、後半はしかしリーグ戦選抜が連続トライを奪って引き離した。
17-24とビハインドで迎えた、後半のラストプレー。
大畑選手はラックからボールを持ち出すと、そのまま力強く走り抜いた。
ウエイトトレーニングで強くなったフィジカルと、培った挑戦心。
今年の大畑選手らしいプレーに「自分で果敢にランニングで勝負する場面が、今年は増えました。それが上手く出せたシーンだったかな、と思います」と振り返った。
大学2年目のシーズンも、始まったばかり。
今季の目標を問われると、真っ先にチームとしての目標を口にする。
「立教大学は、大学選手権出場を掲げています。どうにかしてその目標を達成すべく、自分が尽力できればと思います」
チームの中の、1人のプレイヤーとして。
どう輝き、どう照らすか。
挑戦は続いていく。