Mプール
1位:長崎北陽台
2位:中部大学春日丘
3位:山形県立山形中央
「うちのチームは、速いランナーがいません。前に、縦に行こうと練習してきました」と話したのは、山口幸信選手。チームではバイスキャプテンを、そしてセブンズにおいてはキャプテンを務める。
15人制で磨いた裏への判断も、ルーズボールへの反応も、功を奏した中部大春日丘との一戦。
自身が在学中は初となるカップトーナメント進出を果たしたが、目標は高い。
「僕たちは、過去最高成績の3位を超えることを目標に準備してきました。どのチームが相手でも、チャレンジャー精神をもって、最高成績である決勝進出を目指して頑張ります」
Nプール
1位:報徳学園
2位:熊本県立熊本工業
3位:聖光学院
全国でたった1校となった、第1回大会から続くカップトーナメント進出記録を10に伸ばした報徳学園。
「考えすぎて自分の力が100%発揮できなかったら嫌だな、とあまり気にしないようにしていました」と話すは、チームの副将であり、セブンズチームのキャプテンを務めるタウファテビタ悦幸選手だ。
今大会から、セブンズ用のジャージーを新調した。
ファーストジャージーは白地に、同チームのロゴでもある獅子を7色で描く。
「グラウンドに立っている7人それぞれが、自分たちの色を出す」ことを虹に例え、緑深き菅平でも鮮やかに映える一枚に仕上がった。
セカンドジャージーの背部には「爪痕を残し続ける」という意味を込め、3本線が描かれている。
大会2日目。カップトーナメント初戦の相手は、強豪ひしめくMプールを勝ち上がった長崎北陽台に決まった。
「自分たちの目標は、もう一度優勝。(カップトーナメント進出の)連続記録を更新できたことは嬉しいですが、ここで満足せず。今日出た課題を修正して、次の試合に向かっていきます」
爪痕を残し続けるために、一人ひとりが輝く3日間を過ごす。