7月22日(月)から長野県上田市菅平高原・アンダーアーマー菅平サニアパークにて予選プールが始まる、第11回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会。
21日(日)には競技に先駆け開会式が行われ、全出場校が揃って出席した。
47都道府県から各1校ずつ、そして前年度優勝校の佐賀工業(佐賀県)を加えた計48校が、開会式に集った。
各出場校紹介の後、佐賀工業・内田慎之甫セブンズキャプテンによる優勝カップの返却、そして仙台育英・川村健介キャプテンによる選手宣誓が行われると、会場には大きな拍手が起こった。
真夏の頂上決定戦。
暑くて熱い戦いは3日間に渡って行われ、カップトーナメント決勝戦は24日(水)13時半にキックオフを迎える。
選手宣誓
宣誓
7ヶ月前、能登半島地震という災害が日本に猛威をふるいました。
被災地では先の見えない不安な生活が続く中、今、私たちにできることはないか、そう模索する日々を過ごしてきました。
今、私たち高校ラガーマンにできること、それは、精一杯元気にプレーをすることだと思います。
菅平から高校生らしい元気なプレーを通じて、日本に光を灯します。
また、今年はオリンピックが開催します。そのオリンピックに勢いをもたらされるようなプレーで、ここ菅平の地を日本一暑い夏にします。
そして、菅平でプレーできることの喜びを胸に、仲間を信じ、相手をリスペクトし、ノーサイドの笛が鳴る瞬間まで、全力でプレーすることを誓います。
令和6年7月21日
宮城県代表 仙台育英学園高等学校 ラグビー部主将 川村健介
ラグビーを楽しんでプレーしたい
抽選の結果、なんと2年連続で選手宣誓の大役を務めることになった仙台育英。
監督からそのことを伝えられると「正直、マジか・・・と。緊張するな、と思いました」と心の内を話したのは、川村健介主将。
長文を噛まずに、はっきりと暗唱した。
「しっかりやり切れて一安心です」
仙台育英は予選プールF。同組には、未だ避難生活が続く日本航空石川がいる。
「元日にあのようなことが起こり、自分たちが予選で戦う航空石川さんも、ラグビーが当たり前に出来ているわけではないのではないか、と思いました。当たり前にラグビーができることに感謝して、しっかりラグビーを楽しんでプレーしていきたいなと思いました」
菅平でプレーできることの喜びを胸に、仲間を信じ、相手をリスペクトし、ノーサイドの笛が鳴る瞬間まで、全力でプレーする。
熱い一夏の戦いが、幕を開ける。
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