東海大学が立正大学を下し、2連勝。10番を引き継いだのは1年生「頂点へ導ける司令塔に」|関東大学ラグビー リーグ戦1部

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引き継いだ10番。東海大学・浦本明惟

4年間もの間、東海大学の絶対的司令塔だった武藤ゆらぎが卒業した。
青き10番を引き継いだのは、浦本明惟選手。
松山聖陵高校出身のルーキーだ。

リーグ戦が開幕し、2戦続けて10番のジャージーを手にした浦本選手。

「プレッシャーも強い」と正直に打ち明けるが、選ばれた以上は「自分がチームにできることを」とこの日もピッチに立った。

身長175㎝、体重78㎏。

決して大きくはない体躯ながら、気持ちの強いタックルを武器とする。

木村季由監督は「腹を括ってやって欲しい」との期待値を込め、2戦連続の先発を託した。

「個のスキルは非常に高いものを持っている。それをゲームの中で発揮する所ではまだ課題もありますが、周りがどう引き出していくかに期待しています。(木村監督)」

メンバー表の大半を上級生が占める東海大学ならではの相乗効果に、期待は高まる。

浦本選手は言った。

「日本一に向けて(チームを)引っ張れる選手になっていきたいです」

東海大学を頂点へと導ける司令塔に、と夢描く。

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地元凱旋は歴半年のプロップで。東海大学・小柳竜晟

凱旋試合は、なんとプロップでの出場だった。

東海大学・小柳竜晟選手は熊谷高校出身。

かつての主戦場は、バックロー。

リーグワンへの挑戦を見据え、コーチらの勧めのもと、今年3月にプロップへと転向した。

「夏を経てスクラムも安定してきた」とは木村監督談。

小柳選手曰く、現在の課題は「スクラムにおけるヒットスピードと、ヒットした後の姿勢」だという。

「久しぶりの地元でのプレーは、楽しみの一方で東海大学の代表としてプレーする緊張もありました。しかし、約30分間楽しくプレーすることが出来たと思います!」

笑顔で次の戦いへと向かった。

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監督・キャプテン コメント

立正大学

奥村祥平HC

(開幕戦で)流経大学さんに勝って自信になったところもたくさんありました。

今日は東海大学さんの強いセットプレーとフィジカルに、いかに対応できるかという所でしたが、試合終わってみればかなりプレッシャーを掛けられたと思っています。

来週も試合は続きますので、今日出た課題を修正していきたいと思います。

八木崇太リーダー

FWはセットプレーを意識して1年間スキルアップしてきましたが、セットプレーやスクラムで東海大学さんに劣ってしまった部分があります。

修正して、来週の試合に挑んでいきたいと思います。

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東海大学

木村季由監督

リーグ戦2戦目、まだまだ序盤なので課題はありますが、一つひとつ自分たちがやろうとしていることに対してどこまで精度を高めていけるか。それからチャレンジする強い気持ちを持っているかどうか、を学生には求めています。

今日はそういう時間帯もありましたが、抜けている時間もあった。まだまだ成長できると感じています。

近藤翔耶 共同キャプテン

前半自陣で戦う時間帯もありましたが、前節で課題としていたディフェンスで前に出て止めることができました。ディフェンスから勢いをもってマネジメントできたかな、と思います。

ただ後半、ボールを握れていないシーンでエラーや、ペナルティが続きました。次の試合では、その所を改善し挑んでいきたいです。

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