「花園で1月1日を迎える」決意の日本航空石川、1回戦快勝。鹿児島実業は1年生のゲキに奮起し1トライ「まだまだ鹿実ラグビーは良くなる」|第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会

試合概要

第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 1回戦

【対戦カード】
日本航空高等学校石川 73-8 鹿児島実業高等学校

【日時】
2024年12月27日(金)13:25キックオフ

【場所】
花園第1グラウンド

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試合結果

日本航空石川:紺赤ストライプジャージー、鹿児島実業:緑ジャージー

日本航空石川 73-8 鹿児島実業

個人技に勝る日本航空石川が、FWでもBKでもゲームを支配。

鹿児島実業はボールを動かし、後半20分に一矢報いるトライを決めた。

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日本航空高等学校石川

オール石川として挑んだ、10月の佐賀国スポ。

宮城県代表と対戦した1回戦で、逆転負けを喫した。

「このままでは、1月1日を花園で迎えられないという危機感がチーム内でありました。そこでもう一度団結をすることができたので、今日のような試合ができたのだと思います」

12番・上野魁心キャプテンは「花園で年を越せない」ではなく「花園で1月1日を迎えられない」と言った。

2024年1月1日。

前回大会の準々決勝組み合わせが決まった直後に、地震は起こった。

花園ラグビー場も大きく揺れたが、震源となった能登半島には大きなダメージが残る。

輪島に校舎を構える日本航空石川のグラウンドは隆起・陥没し、練習ができない状態になった。

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だから、今年は。

3回戦が行われる1月1日を、花園で迎えたい。

日本航空石川として、花園ラグビー場でラグビーがしたい。

「そこはみんなで共有できていたと思います」

チームとして苦しい時期を、共通の想いで乗り越えた。

2024年度の全国高校ラグビー大会1回戦、鹿児島実業戦。

流れを掴みきれない時間帯が序盤は続いたものの、徐々に接点で前に出ると力強さを取り戻す。

守っても前に出るディフェンスで、圧倒した。

「ディフェンス時に、自分たちの気の緩みや甘さが出ている部分があった。2日間しっかりと修正して、次はもっとよい組織ディフェンスを見せられるように頑張っていきたいと思います」

上野キャプテンは、力宿る眼差しで誓った。

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