【1回戦】『絶対』を作る中部大春日丘、『絶対日本一』を掲げる東海大相模ら好発進|第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

3月22日(土)に開幕した第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。

23日(日)には1回戦全16試合が行われ、2回戦に進出する16チームが決定した。

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佐賀工業 14-10 國學院栃木

春の風物詩となった、佐賀工業と國學院栃木の一戦。

1回戦屈指の好カードは、ロースコアの接戦となった。

均衡を破ったのは國學院栃木。

前半23分、50:22から得たマイボールラインアウトでモールを組まずに展開すると、9番・石原陽選手が抜けビッグチャンスを生み出す。

ボールを繋ぎ、最後は11番・池田健心選手が先制トライを奪った。

しかし次のキックオフキャッチから自陣深くでのパス回しが続くと、佐賀工業10番・吉浦太我選手にインターセプトを許す。

7-7の同点で前半を折り返した。

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後半は風下に立った佐賀工業が先に2度のペナルティゴールを狙ったが、ともに外れスコア動かず。

後半18分には風上の國學院栃木がPGを沈め、7-10とした。

再び國學院栃木がポイントリーダーに立ち、試合を優位に進める。

だが、後半29分。

敵陣深くで攻撃を続けていたのは佐賀工業。十八番のモールを組めば、しっかりと押し切った。

7番・寺原周希選手がグラウンディングし、逆転。

そのまま國學院栃木の猛攻をしのいだ佐賀工業が、2回戦進出を決めた。

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今季、國學院栃木のキャプテンを務めるは福田恒秀道選手。

1年時から試合に出場しているステッパー兼ランナー、兼ゲームメーカーは、しかしこの日右足を痛めており手負いの状態だった。

「今のチームの課題は、チームとしての一体感がないこと。今日はバックス勝負でボールを動かし、エリアを取ったあとに展開して勝負しようと思っていたのですが、あまり上手くいかなかった。もう一度原点に立ち返って、チームのために全員がハードワークできるようなチームを作りたい」と誓った。

國學院栃木・吉岡肇監督コメント

ディフェンスのチームらしく、コクトチらしいロースコアゲームになりました。だけど決め手がなかったですね。今日はエリアの取り合いで勝つつもりで10番のロングキッカーを起用しましたが、炸裂はしなかったですね。

今日、佐賀工業に何が劣っていたかと明確なのは、ノットリリースザボールを要所で取られてしまったこと。ボールを継続した先の練習をたくさんしてきたのですが、ジャッカルされ寸断されてしまったので、結論が出なかった。そしてこちらは相手の攻撃を寸断するようなジャッカルが全くなかった。ノットリリースザボールの数が、0対7ぐらいだったのではないでしょうか。

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