【1回戦】『絶対』を作る中部大春日丘、『絶対日本一』を掲げる東海大相模ら好発進|第26回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

筑紫 62-0 青森山田

「みんな緊張していて、試合前はガチガチだった」と話したのは、9大会ぶりの出場を果たした筑紫の草場壮史キャプテン。

それでも青森山田をシャットダウンし、10トライを奪えば62-0で2回戦進出を決めた。

「緊張感が、悪い方向に転ばなかった。普段どおりのプレーができたので、筑紫ラグビーが体現できたと思います」と、ようやくの笑顔を見せた。

昨季はスタンドオフを担った草場キャプテンだが、今季は1年生の松本渓杜選手にゲームメイクを任せ、自身はひとつ外側のポジションで走ることにした。

「12番では、自分の得意な走力をめちゃくちゃ生かせていると思います。10番では、そういう機会があんまりなかった。12番になって、楽しいです」

この日自身で決めたトライはなかったが、そのランから幾度もチャンスメイクをし、チームのトライに結び付けた。

2回戦の相手は、ディフェンディングチャンピオンの大阪桐蔭。

「上手いプレーをしようとせず、筑紫のラグビーをしてどこまで戦えるか」と挑むチャレンジマッチに向かう。

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東海大相模 38-0 名古屋

関東ブロック2位として今選抜を迎えた、東海大相模。

1回戦ではU17日本代表ら主力メンバーをコンディション不良で複数欠いたが、FWの力強さとBKの走力は昨季チームからしっかりと引き継いだ。

1回戦の相手は、名古屋。

サニックスワールドユースの予選会で交流が深まったことが縁となり、今年新チームになって初めて練習試合を行った相手でもあった。

「相模と対戦したい、と関東まで来てくれて、早稲田実業さんと三つ巴で対戦しました。『今年すごく良いチームだね』という話をしていたら、まさかの選抜で対戦が決定しまして・・・」と三木雄介監督は笑った。

この日、東海大相模の選手たちは左腕に喪章を巻き試合に挑んだ。

今年のはじめ、9期上の先輩が不慮の事故で他界。28歳だった。

「いまの東海大相模を築いてくれた先輩のために」と奮起すれば、5トライを奪って完封勝ち。

2回戦・高鍋戦へと駒を進めた。

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新チームのキャプテンを務めるは、CTB中尾思選手。

この日は「散々な結果だった」と三木監督は評したが、強い想いを抱き1年をスタートさせたプレイヤーだ。

「1年生の頃から試合に出させてもらっていましたが、県予選決勝でずっと桐蔭学園さんに敗れてきました。その悔しさを一番知っているのは自分。『絶対に桐蔭学園を倒して日本一になる』という気持ちが一番強いのは自分だと思い、立候補しました」

だが元来キャプテンタイプの性格を有していたわけではない。自身では「内気な性格」と理解している。

だから今日は「やってやろう」という気持ちが空回りしたのだと笑った。

中学から東海大相模に進み、今年で6年目。どっぷり東海大相模に魅せられたキャプテンが、昨季主将から託された「絶対日本一になれよ」を胸に、今季一つ目の日本一を掴む戦いへと挑む。


「中尾は一番愚直にできる子。プレーだけでなく、ひたむきにトレーニングもするし、人間的にも何事にも一生懸命ラグビーをする子」(三木監督)

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