5月16日(金)から始まった、JAPAN XV(ジャパン フィフティーン)の大分合宿。
17日(土)には練習の模様が一般公開され、日本代表の赤白ジャージーを着たファンらおよそ100人が集まった。
試合後にはファンの方々との交流時間も設けられた
今合宿にはFW26名・BK16名の計42名が選出されているが、この日の練習には合流が遅れる8名を除く34名が参加。
およそ2時間にわたり、グラウンドで激しく汗を流した。
また今合宿には、大学生も10名招集。FL中森真翔選手(筑波大学2年)とHO田中京也選手(立命館大学2年)はまだ10代と若手も揃うが、その理由についてエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチは「日本代表としてプレーするポテンシャルがある選手たち。彼らがハードワークすれば、今年中には日本代表でプレーする機会もあるかもしれないし、その先の2027年のワールドカップにもどんどん入ってきて欲しいと思っています」と一言。
2027年に行われるラグビーワールドカップ オーストラリア大会に向け、熾烈な生き残り争いがスタートした。
エディー・ジョーンズHCコメント
2019年のラグビーワールドカップでイングランド代表を率いた時に、このグラウンドで合宿したことを覚えています。準々決勝前にはベストなトレーニングをした思い出がありますし、『勝つ気持ち』を生んでくれるような思い出のあるグラウンド。そんな所で、今日は若い選手たちと一緒にトレーニングができました。
リコーブラックラムズ東京の選手たちは今日から合流し、これが最初のトレーニング。上手く順応してくれて、グッドなセッションだったと思います。選手たちも態度よくハードワークしてくれて、コミュニケーションも取れてエナジーも表れて良いセッションでした。
この合宿のゴールは、毎日成長すること。今回来てくれた選手たちにとっては、大きなチャンスだと思います。若手の大学生や、プレーオフに進出できなかったリーグワンの選手もいます。リーグワンの選手はタフなシーズンを経て、この期間でまた改めて成長して欲しいなと思っています。
また個々の選手には、ジャパンでプレーするチャンスを自分で掴み獲って欲しいです。昨年は矢崎由高選手(早稲田大学3年)がJAPAN XVからそのまま日本代表に招集され、5回テストマッチでプレーしました。そのうち、マオリ・オールブラックスとの試合では勝利も収めています。ニコラス・マッカラン選手(トヨタヴェルブリッツ)も同じようにJAPAN XVから日本代表に招集され、7回テストマッチを経験しています。
今回JAPAN XVに招集された選手たちも、良い試合ができればそのまま日本代表に招集されるチャンスはあります。