だから熊谷でラグビーすることを選んだ【vol.2 熊谷高校】

県予選にむけて

ーー今シーズン、注目して欲しいプレーは?

主将「チームとしては、ディフェンスからアタックに切り替わった時の『アタックの勢いと得点力』に注目して欲しいです。僕個人としては、タックルをぜひ見てください。フランカーらしい、気持ちのこもったタックルをしたいと思います。」

監督「強みはディフェンスです。とにかくディフェンスをしっかりやりきること、これが熊谷高校ラグビー部の魅力です。」

ーー最後に、注目プレーヤーを教えてください。

監督「キャプテンの永嶋とスタンドオフの髙田、この2人は1年生の頃から試合にも出ているので、チームを引っ張ってくれる存在です。2年生ですがセンターの岸澤にも要注目ですね。

あとは、今年FW全体を鍛えてきたので、モールで勝負したいなと思っています。サイズもありますし、ぜひ注目してください。」


スタンドオフの髙田選手(3年生)。ゲームメーカーであり、ムードメーカー。


センターの岸澤選手(2年生)。両親譲りのラグビーセンスが魅力。

取材を終えて

取材中、監督から指示が飛ぶことはほとんどなかった。

休憩の度に自然と輪になって、自分たちで見つけた課題を指摘しあう生徒たち。
怪我でプレーから外れている選手もそうだ。ただグラウンド脇にいるのではなく、気が付いたことがあれば声を掛ける。ポジション別練習では、自らアシスタント役をかっていた。

熊谷高校の校訓に『自由と自治』とある。

「『自ら考え、行動する』中で、自律心や強い責任感が育まれます。自由の数だけ責任があることも、自己管理の精神も、こうした校風が教えてくれるのです。(熊谷高校ホームページより)」

まさしく『自由と自治』精神を体現している熊谷高校ラグビー部。
今年の快進撃が、楽しみだ。

Rugby magazine (ラグビーマガジン) 2020年 11月号 [雑誌]

スポンサーリンク