2023年のラグビーワールドカップフランス大会の組み合わせ抽選が、12月14日フランス・パリで行われた。
その結果、日本はプールDでイングランド・アルゼンチンと同組になることが決定。15日、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターとジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチが心境を語った。
藤井雄一郎ナショナルチームディレクター
写真:日本ラグビーフットボール協会提供
昨晩の組み合わせ決定後、選手やスタッフたちから連絡が来た。相手も決まり、みんな興奮している。本当に待ち遠しい。日本は「狙う立場」の方が力を発揮すると思うので、良いプールに入れたのではないかと思う。
今後の代表チームの活動予定としては、トップリーグの2ndステージが終了する4月25日の直後にメンバーを発表予定。プレーオフに進出しないチームの選手たちは、フィットネスの合宿を始めたいと思う。プレーオフが終わった時点で全員合流し、ブリティッシュ・アイリッシュ・ライオンズ戦に向けた合宿を予定している。
またライオンズ戦の前に1試合、ライオンズ戦後に日本もしくはどこかの国で2試合戦いたいと交渉中。新型コロナの状況次第だが、最低4試合やりたいと考えている。相手はティア1、とくにバンド1のチームにアプローチ中。
1月末にはジェイミー・ジョセフHCが来日し、トップリーグを視察しながら選手たちの状態を確認・新しい選手たちの発掘を行う予定である。
ーーサンウルブズに代わる強化策について、どう検討しているか
世界のスケジュールが変わろうとしている。クロスボーダーな大会などに、トップリーグの優勝チームとそれ以外のチームからコンバインドしたチームとが出られないか打診している。来年は難しいが、再来年以降の実現に向けて、現在話が揉まれている最中。少しでも多くの選手が国際的な試合を経験できるように準備している。
ーー2023年ラグビーワールドカップの目標は
イングランドとアルゼンチンに勝てるようトレーニングしていく。ベスト4に入るという目標ではベスト4に入れない。イングランドにどう勝って、どう優勝まで繋げるか、という強化をしていくしかない。必然的に目標は『世界で一番になる』ということになっていくと思う。
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