生涯セブンズを
大学に入る時も苦労すれば、卒業するときにも一難。
在学中から日本代表活動で世界各国に遠征していたため、必修科目の履修が1つ漏れており、卒業が半年遅れになった。それでも「桜のジャージを背負って、セブンズ日本代表として戦わせてもらっていることに感謝しかないです。幸せ者ですね。」と微笑む。
「ロスコ・スペックマン選手(南アフリカ代表)のような、周りを活かしながら自らもチャレンジできる選手になりたいと思っています。疲労がたまった中でのプレーなど、これまでのワールドシリーズで力を発揮できた部分はある。ですが知識や身体能力、経験値はまだまだ」と目指す頂は高い。
昨今の様々な要因から、「夢の舞台である東京オリンピックが、少しネガティブな感じで捉えられていることを悲しく思う」と正直に心の内を語ってくれた野口選手。
こんな時だからこそ、自分の気持ちに素直に。真っすぐに。
最近は、セブンズ日本代表にも有名選手が多くいる。「僕みたいな特段経歴のない選手でも、桜のジャージに袖を通すことができる。子どもたちに希望を与えられたら、幸せです。」
呼んでもらえる限りは、生涯セブンズを主戦場にしていきたいと考えている。
回り道をした野口選手は、東京オリンピックのその先も。7人制日本代表を目指し続ける。
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